外交官(外務省専門)合格体験記
継続は力なり
奥野 舞子さん
DATA BANK
研修語 | ドイツ語 |
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出身校 | 大阪大学 外国語学部 (在学中合格) |
合格年度 | 2020年度 |
選択科目 | 憲法 |
- 受験動機:大学での学びを職業に
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小さい頃から海外についてのテレビを見るのが好きで、将来国際的に働くことに漠然と憧れを抱いてきました。高校卒業までずっと日本を出たことはありませんでしたが海外への興味は薄れることはなく、大学では外国語学部に入りドイツ語を専攻しました。大学でドイツという国と向き合う中で、ここでの学びを何らかの形で将来活かしたいという思いを抱くようになり、そんな時にたまたま目にした採用パンフレットで外務省専門職員という職業の存在を知り関心を持ちました。また大学の講義で福島の原発事故直後にドイツで日本に対する否定的なイメージが広がったという話をお聞きし、他国における日本の好意的なイメージの醸成に携わりたいと感じたことも外務省専門職員を目指したきっかけでした。
- TAC・Wセミナーを選んだ理由:高い合格者占有率とサポート体制!
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外務省専門職員を目指そうと決意し試験の情報を集め始めた際にTAC・Wセミナーのことを知り、圧倒的な合格者占有率を見て入会を決めました。TAC・Wセミナーのガイダンスに足を運んだ際も、外務省専門職の試験や仕事内容について職員の方が丁寧に説明をしてくださり、また合格者の方と直接話す機会も頂き、充実したサポート体制にとても安心したのを覚えています。担任カウンセリング制度など各種フォロー制度がしっかりしていたことも決め手になりました。実際に入ってから感じたTAC・Wセミナーの他の魅力は、一緒に合格を目指す仲間が沢山いるところでした。特に二次試験対策では尊敬できる大勢の同志たちからいい刺激を受け、互いに切磋琢磨する中で自分自身の成長も感じることができました。共に試験を乗り越えた同期のみんなは一生の仲間になるだろうと思っています。
- 語学試験対策
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英語は私にとって一つの鬼門でした。12月に関西で行われた英語対策勉強会で自分の実力不足を痛感し、英語の勉強が疎かになっていたことに気付きました。それ以降は、専門科目の復習に追われながらも、毎日必ず英語に触れるようにしました。特に重視したのは語彙力の強化でした。英検一級の単語帳の暗記は毎日継続して行いました。また外交青書の英語版から重要と思われる外交用語をピックアップし、自分で使いこなせるように言い回しを覚えました(これは担任の井能先生に教えて頂いた勉強法です)。また他の科目(国際法・思想・国際事情など)を勉強する際に専門用語の英単語を調べてメモし、ついでに覚えるようにしていました。哲学用語も覚えておくべきだとの情報を頂いていたので、専門科目の勉強に疲れた時などに調べて逐一まとめておきました。本番の試験で自分がまとめていた単語が出てきたときはとても嬉しかったです。
- 関西ホームルームはじめ各種フォロー制度
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梅田校や京都校では2か月に1回ほどの頻度で関西ホームルームが行われ、井能先生がお越しになります。私は普段講義をDVDで受けていたので、テレビの画面越しでない本物の井能先生を初めて見たときは感動しました!このように関西の受講生であっても先生に直接お会いし、相談するための機会が十分に用意されています。また、Webでのカウンセリングを活用することで、地方の受講生も不安を解消できると思います。講義の内容で分からないことがあればTAC WEB SCHOOLから講師の方々に質問をすることもできます。TAC・Wセミナーから提供されている様々なフォロー制度を積極的に活用しましょう。
- 最後に:受験生の方へ
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試験勉強を始めて長い間、私は自分の経歴にコンプレックスを持っていました。留学や海外でのインターンシップ、海外勤務といった他の受験生の輝かしい経歴を聞くたびに、海外経験が極端に少ない自分の経歴がとても地味で平凡に思え外務省に向いていないのではないかと不安になりました。ですが、無理に周りと張り合わなくていいから自分らしく自分の強みで戦えばいい、というアドバイスを頂いたことをきっかけに気持ちが楽になりました。抱える悩みは人それぞれですが試験勉強中辛くなるタイミングが必ずあると思います。そんな時も投げやりになるのではなく、自分がもっと成長するためのチャンスだと捉えてほしいです(私が受験生だった時はそこまで前向きには考えられませんでしたが、後から考えると切実に思います)。辛い時は周りをどんどん頼ればいいと思います。合格に向かって貪欲に、逆境でもしなやかに、自分らしさを忘れずに頑張ってください!