外交官(外務省専門)合格体験記
憧れを現実に ~世界平和への思い~
岡田 優香さん
DATA BANK
研修語 | 英語 |
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出身校 | 早稲田大学 国際教養学部 (在学中) |
コース | セレクト憲法本科生 |
選択科目 | 憲法 |
- 日本を通して国際平和に貢献したい
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生涯を通してやりたいことは何かと考えた時に思い浮かんだのが、自分が一番情熱を感じる国際平和への貢献でした。大好きな日本という国を通してそれを実現させたいと考え、外交官になろうと決意しました。
始めは、周りの学生の大多数が民間就活を始めたことから、自分も深く考えずにその流れに身を任せて民間就活をしていたのですが、ふと立ち止まって考えてみると企業の利益に貢献するのではなく、公共性の高い仕事で自分が歴史の一部を形成できるような仕事をしたいという気持ちに変わりました。日本外交を通して、美しい地球を守るために環境や人権の分野で貢献したいと思い、外務省専門職を志望することに決めました。
- なぜTAC・Wセミナー?
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きっかけは、ティッシュです。早稲田大学前で配られるティッシュを頼りにTAC・Wセミナーに初めて足を運びました。確かな合格実績があることや自分に合わせたプランが選べることなどから判断して、他と比較してもこれ以上のものはないと思い入会を決めました。決して早くはなかったスタートでしたが、校舎に行くたびに進捗状況を聞かれたり励ましの言葉をいただいたりと、一人一人をきちんと見てくださっている雰囲気がとても心強かったです。 二次試験対策の時期には、自主ゼミを結成して他のTAC・Wセミナー生と交流するようになりました。正直、二次試験は彼らとの切磋琢磨がなかったら到底乗り越えられなかったと思います。
TAC・Wセミナーは講義のみでなく、カウンセリングや受付の方の声かけそして他の受験生との交流の場の提供という様々な貴重なものを提供してくれたと感じます。
- 国際法は諦めずコツコツと
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国際法は、根気のいる科目です。始めて22ヶ月は何が何だか分からず、試験勉強をあきらめようとも思いました。やっと希望が見えてきたのは答練を一通り終えて復習を始めた頃だと思います。国際法では、諦めないこと、そして各章の骨の部分を早いうちに必ず覚えて空で言えるようにしておくことが大切です。骨の部分が頭に入れば、肉付けを問題演習ごとにしていく感じで本番までに合格答案が書けるようになると思います。
- 憲法は各レベルごとのポイントを意識して
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憲法は、①ある一定の平均レベルに達するまで、そして②そのレベルから神レベルになるまでの二つに分けられると思います。①前者は、基本論証と答案の書き方を早川先生が言われた通りきっちりすれば誰でも届きます。②後者は、テクニック的なもので講義中に早川先生が教えてくださるひと工夫や答案の盛り上がりなどを、①前者が難なくできるようになって得られた時間の余裕を利用して盛り込んでいくよう努力しました。これら二つの段階を意識して、ぜひ得点源としたい科目です。
- そして差がつくのが教養です
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教養科目は、最初から最後までコツコツすることを怠り、本試験が終わってから後悔しました。1一次試験で唯一結果がすぐにわかるのが教養科目です。これで高得点を取れていると2二次までの安心材料になる一方、思うような成績を出せなかった私は不安材料となりました。早いうちから最低限の知識はコツコツと叩き込み、直前に短期記憶でプラスアルファを追加する勢いで計画を立てた方がいいと思います。
全ての教科を完璧にしようと思わなくて大丈夫です。大切なのは、各教科において自分の勉強スタイルを確立し、バランスよく全ての教科で6割以上をとることです。決して諦めず、不安になったら講師の先生方や合格者アドバイザーLAの皆さんに相談して、勉強スタイルの見直しをしながら毎日少しでも復習し新しいことを学習する習慣をつけましょう。
- 恵まれた環境をどれだけ使いこなせるかは自分次第
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私は予備校や塾というものにこれまで通ったことがなく、なぜだか警戒心を抱いていました。遅いスタートで周りとの差も明らかだった自分と向き合うのが怖く、答練も第3回目からしか参加せず、井能先生とのカウンセリングも初めて行ったのが4月と、自分で自分の首を絞めるようなことをしていました。
そんな私を叱ってくださったのが合格者アドバイザーLAの方、激励してくださったのがTAC・Wセミナー早稲田校の受付の方、そして冷静に合格への道を示してくださったのが講師の先生方でした。TAC・Wセミナーに入ることを決めたのなら、恥ずかしがらず自分をさらけ出して、自分の実力に合うサポートをきちんと受けられるように相談しましょう。本当なら海外旅行や贅沢に使いたいお金を、自分の将来に投資したのです。質問があるときは聞いて最大限にお世話になりましょう。
- 最後に…
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今、この合格体験記を手に取っている皆さんが受験勉強のどの時期にいるのか見当もつきませんが、私の受験勉強期間を振り返るといつも不安でした。初めたばかりは見えるはずのない終わりが見えず不安で、答練でいい成績が出た時も短期記憶のおかげだから実力じゃないのだとネガティブになり、直前期もスタートが遅かったからこんな私が受験するのさえ無駄だと考えていました。
しかし、一度決めたことを諦められない面倒くさい信念があるがゆえに、毎日少しずつでも進歩することを誓い、勉強を続けました。最終的に成績が安定したり問題を見て答案の流れを自分で考えられるようになったりしたのは直前期6月に入ってからで、その時期になってようやく覚悟が固まりました。諦めたらそこで試合終了とは本当です。最後まで自分を信じて、周りからの助けをしっかり受けながら努力を続けてください。