vol9【2019年度内定者海外体験記】 フランス
こんにちは!齋藤拓海です!大学では商学を学んでいます!
私は、大学の交換留学制度を利用し、フランスのレンヌにあるRennes School of Businessという大学に10か月間留学していました。現地で日本人は圧倒的なマイノリティでしたが、そんな中で、日本では絶対に味わえないような刺激や知り得なかった文化を学ぶ絶好の機会でした。この体験記では、大学の講義、生活、留学と外交との繋がりに焦点を当てたいと思います。
・講義
私が留学していた大学は、Grandes Écoles(フランスのエリート養成大学)の一つで、日本の大学と比較すると、学生の質が大変高かったです。講義の形式は、アウトプットを重視したもので、学習した理論を前提として、ディスカッションやプレゼンテーションを中心に、学期末にはレポートを提出するという形でした。当初英語もろくに話せなかった自分は、1学期の前半は悲惨なものでしたが、徐々に徐々に英語や講義に慣れていくにつれて、周りの学生とより深い次元で話せるようになり、質の高い議論やプレゼンを提供することができるようになりました。あれほど学業に奮闘した日々はもうないんじゃないかと思います。今となっては良い思い出です。
・生活
多忙な平日を乗り越えた後、真面目な学生も週末は気が狂ったように遊ぶことをお伝えしたいです。レンヌは、フランス屈指の学生と呼ばれるほど多くの学生が世界中から集まってきます。そのため、週末には、みんなバーに集まり、グラスを片手に交流を深めます。そこでの会話や議論が非常に興味深く、白熱して一夜を明かすこともしばしばありました。こうした日常のやり取りの中で、いろんな価値観や文化を吸収することで、自分を客観視することができ、人間的に成長することができたのではないかと思います。
・留学と外交との繋がり
最後に、留学と外交の関係についてお伝えしたいです。私にとって留学は、外交の縮図だと思います。というのも、様々な国をオリジンに持つ学生と出会い、交流を深めることになるからです。その交流は、楽しいことである同時に、「日本人としての自分」とは何かを探求する旅でもあります。この点が、外交の「様々な国との関係を維持・発展し、日本の国益を実現する」という点で共通していると思います。外務省に関心がある方や、海外に行ってみたいという方は、是非、一歩を踏み出してみましょう!