vol4【2019年度内定者海外体験記】 ドイツ
日本という自分のComfort Zoneの中で生活していては、得られないような経験や感じられないような気持ちを、毎日刺激たっぷりに満喫できるのが留学の良さだと思います。この体験記では、私が1年のドイツ留学で感じた驚き、喜び、困難、そして外交官になろうと決意するきっかけとなった出会いについて書きます!
まず初めに驚いたのは、食べもの飲み物の大きさ!
あるパブではビールが1Lジョッキからしか売られていなかったり、両手より大きなカツ(シュニッツェル)があったり、圧倒されました。最初は完食できなかった私ですが、慣れは怖いもので毎食きちんと完食するようになり、1年間の食いトレの成果は8キロ!学食ではそんなボリューミーな食事がたったの3ユーロで食べられちゃいます。
次に、今まで大学の講義でしか学ばなかったドイツ語が、初めて現地の人に通じたときの喜びはこの上ないものでした。留学に行ってからこそ感じられた、“ひとりでできるもん”的な達成感です!自分の言いたいことが伝わらないときに向けられる冷たい目も、おまけでついてくる留学ならではの経験でしたね(笑)
そして、困難。語学力のなさで感じる挫折感のみならず、留学生や現地学生との学力の差、日本では常に感じられた安心感が恋しくなる時期、、、。
しかしこれらを、周囲の人の力を借りながら乗り越えたことが、自分をさらに大きく成長させてくれる機会となりました。
周囲の人とともに困難を乗り越えるたびに、彼らとの距離が縮まって、
距離が縮まるにつれて楽しい思い出が増えて、
「あ、わたし今、人とのつながりの中で生きてるな」と実感しました。
そんな中、ある外交官との出会いも。
私の留学先の大学に、研修で訪れていた各国の外交官の団体。その中に素敵な笑顔の方がいらっしゃって、話しかけたところなんと日本人でした(運命感じます)。
難民問題について、日本の一外交官として生き生きと語っていらっしゃる姿は、一学生として同分野を勉強する私が「こうなりたい!」と強く願うきっかけとなりました。興味のある分野や学問を勉強するだけではなく、それらのフィールドで実際に仕事ができるという素晴らしい職業に出会った瞬間でした。
留学中のいろんな経験や出会いによって、今の私があります。
留学をしていなかったらこの1年間に得られたものがなにひとつとして自分の人生の中になかったと考えると恐ろしいものです。
人間として強くなれたり、将来のキャリアがみつかったり、かけがえのない出会いがあったりと、予期せぬものがつぎからつぎへと舞い降りてくる留学生活でした。
これを読んでワクワクしてる皆さん、次はあなたの番です!