令和6年8月18日(日) 電験三種試験速報!リアルタイム解答分析
電験三種(第三種電気主任技術者)試験[筆記方式]当日9:00より、リアルタイム解答分析「データリサーチ(Web成績診断)」の受付を開始します。解答分析結果と試験講評は翌日以降順次公開予定!
TAC生はもちろん、どなたでも参加いただけます。
令和6年度上期(2024年8月)本試験講評&所感動画公開中!
令和6年度上期 第三種電気主任技術者試験
リアルタイム解答分析
「データリサーチ(Web成績診断)」
データリサーチ登録受付は終了しました。たくさんのご利用ありがとうございました。
結果閲覧期間は9月18日10時までで終了しました。
データリサーチ(Web成績診断)とは? 利用のメリット
データリサーチとは、全国の電験三種受験生に本試験答案を再現していただき、TACが採点及び本試験同様の成績処理をした上で、全国ランキングを算出するサービスです。
1
全国の受験生からデータを収集。
参加者の順位、各選択肢の解答率を算出。受験生の多くがどの選択肢を選んだか分かる!
インターネットを活用して日本全国の受験生から解答データを収集し、本試験同様の成績処理を行い、精度の高い得点分析結果を提供する、TAC独自の画期的な解答分析サービスです。
2
登録から結果の確認まで、すべてWebで完結!
Webページで解答を入力(選択)するだけで、結果閲覧期間内に採点結果を閲覧することができます。
またリアルタイム集計されますので、登録者数が増えるにつれ、精度の高い分析データが提供されます。(何度でもログインして確認できます。)
3
TAC生の方はもちろん、どなたでも参加いただけます!
利用無料。電験三種試験[筆記方式]を受験された方はどなたでも参加いただけます。
期間限定での受付となります。
令和6年度上期 第三種電気主任技術者試験
本試験講評
受験をされたみなさま、お疲れさまでした。
次回の受験を検討し学習中の方もぜひ、ご参考にしていただけたらと思います。
令和6年度上期電験三種本試験について
2024年8月18日(日)実施された電験三種本試験について、講師からの所感を公開しました。
どんな問題だった?難易度はどうだった?をお伝えします!
データリサーチの結果をふまえ、8/19(月)追加更新しました。
データリサーチの結果は自動計算のため、科目免除設定をせずに無回答(未入力)であった科目については0点で計算されております。以下講評における正答率は無回答(未入力)分を除き、実際に解答入力のあった正答率にてコメントしておりますため、データリサーチ結果に表示されている正答率と若干異なる場合がございます。予めご了承ください。
理論 講評
試験お疲れ様でした。今回の試験は全体的に難問が多い試験であり、どれだけ幅広く学習してきたかが問われるような出題でした。
難問・奇問として、問9 , 問10 , 問13 ,問18などが挙げられます。いずれも、電験三種の試験問題としてはかなりの難問であり、特に問9 , 18はほとんどの受験生が学習しない範囲からの出題であり、回答するのは難しいかと思われます。
また、問2,7なども、解き方を知っていないとどうすることもできないといった問題で、こちらも頭を悩ませた方が多かったのではないかと思われます。
これに対し、問1 , 3 , 4 , 5 , 8 , 11 などは総じて得点しやすい問題であるので、こういった問題を確実に得点できるか、しっかり理解できているかがポイントとなりました。
選択問題は、問17を選択された方が多いかと思います。三相交流回路+コンデンサといったような、こちらもあまり見ない内容だったかと思いますが、冷静に問題文が示す図を描き対処できれば得点できる問題となります。
総じて、今回の出題は難問・奇問といった問題が目立つものでしたので、それ以外の部分でご自身が解ける問題を見極め、確実に得点することが重要だったかと思われます。
データリサーチの結果を見ると、正答率が30%を下回った問題は、問9となりました。問9は非正弦波交流における電力の計算と、かなり複雑な問題な問題であり、その他、問7,10も34%と、これらも上記の通り、難問であったと思われます。
一方で、正答率が70%を超えたものは問14,16(b)という結果で、特に問14は電験三種の学習の際、触れる機会が少ない内容ですので、受験者皆様の受験対策・努力の成果が発揮された結果だと感じます。
また、問1,4,5,16(a),問17,18(a)も60~70%との結果で、合格のために正解すべき問題が多く、過去問題をしっかり実施し、どの問題を解くべきかの判断力を磨かれた成果が発揮された結果になったと感じます。それ以外の問については、40~50%と、やはり全体的に難易度が高く、問2においては回答番号が(1)と(4)に大きく分かれるなど、いずれも回答が難しかったのではと推察されます。
試験の難易度からしても合格点は少々下振れすることも考えられます。
電力 講評
試験お疲れ様でした。今年は例年通り知識問題と計算問題が同量程度のバランスとなりました。
また、あまり過去問題では見ない出題形式のものもありますが、全体的な難易度としては標準的で、得点すべき問題をしっかり解くことができれば合格に近づくといった試験だったように思います。
難問・解きにくい問題として、問10 , 13 , 15 , 17などが挙げられます。特に問10や問15は、比較的重要度も低い内容であり、公式や考え方を覚えている受験者の方は少ないのではと感じました。また、問15においては、公式を覚えていても式計算が難しく、得点するのは難しいと思われます。
これに対し、問1 ,3 , 5 , 7 , 8 ,9 などは過去問題でも比較的よく聞かれる内容であり、計算問題においても、問2 , 4 , 16などは過去問題を解いているとかなり解きやすい問題だったかと思いますので、こういった問題を確実に得点できるか、しっかり基礎が理解できているかが問われる出題であったと感じました。
試験時間としては理論に比べると余裕があるかと思いますが、やはり合格するという目標に対して解くべき問題の取捨選択が重要だったように感じる試験でした。
また、過去問題のみではなくテキストもよく読み、様々な問題に対応できるように対策しておく必要がある試験に感じました。
データリサーチの結果を見ると、正答率が30%を下回った問題は、問13,15(b),16(a)となりました。問13は電力損失の問題の中でもかなり難しい問題であり、問15は比速度の考え方・公式が分かった上で計算ができるかなど、いずれも難問であったと言え、その他、問17(a)においても、回答番号が大きく分かれると、頭を悩ませる問題だったかと思います。
一方で、正答率が70%を超えたものは、問3,4,5,7,10,11と、多くの問題で正答率が高く、また、問6,8,12,17(b)も60~70%と、A問題の多くで高い正答率となり、しっかりとテキスト・問題集を実施し、着実に知識を蓄えられた結果だと感じます。
試験全体の難易度から、合格点は公表通りとなることが予想されます。
機械 講評
試験お疲れ様でした。今回は概ね従来通りの出題構成であり、難易度としては、標準的であったかと思います。
比較的解きやすい、得点すべき問題として、問1 , 2 , 3 , 6, 7 , 8 , 11 , 12 , 17などが挙げられます。いずれもテキストや過去問題で多く取り扱われている内容であり、こういった問題を確実に得点できるか、しっかり理解できているかが問われる出題であったと感じました。
その他、問4 , 10 , 13 , 14なども、内容・解き方を知っていれば、比較的簡単に回答できる問題となっておりました。
これに対し、難問・解きにくい問題として、問15 , 16 , 18 などが挙げられます。いずれもB問題であり、得点に大きく響く部分となりますが、上記の通り、A問題の多くが解きやすい問題となっておりますので、割り切ってA問題部分で得点するようにすべきかと思われます。
選択問題については問題の難易度の点から考えると問17の方が解きやすい問題でした。照明の内容は他の範囲に比べ独特な内容で、苦手意識を持っている方も多いかと思いますが、出題自体は比較的単純なものが多いので、簡単な問題だけでも解けるように挑戦いただければと思います。
機械科目は範囲が広く、苦手意識を持っている方が多い科目ですが、各問の解き方は過去問題と似たワンパターンのものも多く、計算のボリューム感もそれほど大きくないものが多いので、他科目同様、解くべき問題だけを確実に解くことで合格に近づくことができると思われます。
データリサーチの結果を見ると、正答率が30%を下回った問題は無く、30~40%の問も、問5,9,10,15(b)と少ない結果となりました。問5や問10は知識問題の中でも発展的な内容であり、問9や問15も計算問題として考え方を知らないと解きにくい問題ですので、いずれも回答が困難であったかと思います。
一方で、正答率が70%を超えたものは、問3,4,8,12,13,14,17,18(a)であり、60~70%のものも、問1,6,7,11,15(a),16(b)と多くの問題で高い正答率となり、電力同様、しっかりとテキスト・問題集を実施し、知識を蓄えられた結果だと感じます。特に、問4は92%と問題文の情報に惑わされずに回答された結果であり、問12や13も90%前後と、四機以外の細かな範囲までしっかりと学習された結果が出たことを感じられます。
試験全体の難易度から、合格点は公表通りとなることが予想されます。
法規 講評
試験お疲れ様でした。出題としては、前半では各種条文について、後半では計算問題についてと、例年通りの出題傾向でした。
全体的な難易度としては標準的で、頻出の条文や計算問題をしっかり解くことができれば合格に近づくといった試験だったように思います。
難問・解きにくい問題として、問3 , 7 , 12などが挙げられます。特に問12では、力率改善の問題ではありますが、直列リアクトルが接続されていることで複雑となり、公式を覚えているだけでは式計算が難しく、得点するのは難しいと思われます。
また問11は「電力」科目でよく出題されるような電圧降下と力率改善に関する問題であり、法規科目のみ受験する方などにとっては解きにくい問題となったのではないかと感じました。
これに対し、問2 ,4 , 5 , 8 , 13などは過去問題でもよく聞かれる頻出事項であるので、こういった問題を確実に得点できているかがポイントとなりました。
法規科目は人によって、前半の知識問題を重視する方と、後半の計算問題を重視する方で別れることが多いですが、今回はどちらにも解きやすい問題・解きにくい問題が混ざっているような出題となりましたので、苦手な方も多いと思いますが、条文・計算問題ともにバランスよく学習しておく必要があります。
データリサーチの結果を見ると、正答率が30%を下回った問題は、問10のみであり、30~40%のものは問7のみとなりました。いずれも難問であり、問7は分散型電源の内容としては発展的な内容、問10は電気施設管理に関する内容で、短絡電流への対応が理解できているかを問われる問題であり、ほとんどの受験者が解けない問題ではないかと思われます。
一方、正答率が70%を超えたものは、問1,2,3,5,6であり、60~70%のものとして、問4,8,12(b),13(a)と非常に多くの問題が高い正答率となりました。特に条文関係の前半で高い正答率となったことから、幅広い条文の中からしっかりと暗記された結果が出たと思われます。
また、計算問題である問11~13については、全体的に正答率が50%前後であり、問11(b)は選択肢(2)と(4)で回答番号が大きく分かれており、B問題を得点源とするのは難しい試験であったことが読み取れます。
試験全体の難易度から、合格点は公表通りとなることが予想されます。
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