通関士講座 合格体験記｜S・Yさん

S・Yさん

通関士を目指したきっかけ

前職を退職した後、職業訓練を受講しました。その時カリキュラムに貿易実務検定に関する講義が含まれており、その講師を務められた方がTACの通関士講座の講師で……というご縁です。純粋に授業が面白かったです。

独学ではなく受験指導予備校を利用することに決めた理由

実務経験者でもなく、法律系の勉強もしたことがなかったため、独学という選択肢は最初からほぼありませんでした。転職を考えた時、未経験者でチャレンジできるのはこの年齢がギリギリという事もあり、確実を期すために受験指導予備校を利用する事に決めました。

ＴＡＣを選んだ理由・決め手

通関士を目指したきっかけと被りますが、講師の方が魅力的だったので選びました。それ以外の講師の方は御一方しか存じ上げませんが、どちらも素晴らしい講師の方でした。東京という土地柄もありますが、お二方の講師から同じ講義が受講できるというのも決め手の一つです。

効果的な学習方法

過去問題集をひたすら繰り返し解けば、貨物分類以外は何とかなると思います。 ただ、私は計算問題に苦手意識を感じておりましたので、TACでも計算対策講義はありましたが、もっと初歩的な計算問題の数をこなしたいと考え、市販の問題集を利用しました。ベースとしてはTACのテキストではありますが、数をこなすという意味では大変役に立ちました。 授業内の模試３回分+総合本科生に組み込まれている模試１回+直全チェック模試の５回分の模試を、毎日１回ずつ解いて問題慣れした事も良かったかも知れません。

受験時代の苦労・失敗談、勝因と敗因

最終目標が合格であり、年に１回しか試験がない関係上、モチベーションの維持は非常に苦労しました。 私は英語の試験を2022年4月ごろまで月1回のペースで受けていました。すぐ結果が分かるので、勉強という行動に対するモチベ維持に繋がったと思います。

仕事や大学などの講義と通関士試験勉強の両立法

ＴＡＣを受講して良かった点

貿易関係の知識がない方でも、講師が分かりやすく説明して下さるので、業界や業種未経験でも十分に理解できると思います。空き時間に質問にも快く答えて下さいますし、講師の方によっては実務経験がある方もいらっしゃるため、業界への転職を考えている方にも参考になると思います。教材は非常に分かりやすくまとまっていると思います。が、紙媒体しかないので、ハンドブックサイズではありますが、筆記用具やノートなどを含めるとそれなりの重い、かも。基本的には、太字で表記されているところを覚えておけばある程度の点数が取れるようになっていると感じました。チューターさんには前年度に同じ会場で受験された方が来て下さっていたので、食事事情などが事前に確認できたのは良かったと思います。

直前答練・全国公開模試の活用方法や受験して良かった点

模試を何度も解いて問題形式慣れすることは非常に効果的でした。最後の２～３週間は、私はほぼ模試のやり直ししかしていません。おそらく各回3～４回は解いたと思います。講師の方の予想が当たるとは限りませんが、2022年度に関してはかなり当たりました。

オプション講座を受講してよかった点

直前チェック模試以外の全てで、その講座独自のテキストが配布されます。直近の法改正や講師の方の出題予想が大きく反映されていますので、受講をお勧めします。 この中で一番ためになったのは語群選択予想＋関税法難問講座でしょうか。直前にさっと見返すときに、テキストが非常に便利でした。

これから受講する方への応援メッセージ

合格ラインぎりぎりだろうが、満点だろうが、合格には変わりありません。 苦手な分野を潰すべきなのか？得意な分野を伸ばして苦手な分野をカバーするべきなのか？は非常に難しいところですが、私は後者で合格しました。 貨物分類が致命的でも何とかなります。是非、あなただけの攻略法を見付けて下さい。