1級建築施工管理技士 二次検定 参考答案例

10月20日(日)実施の令和6年 一級建築施工管理技士二次検定の参考答案例と総評を公開します。

二次検定 参考答案例

受検されたみなさま、大変お疲れさまでした。
今年度のご自身の振り返りや次年度から受検を検討中の方もぜひ、ご参考にしてください。

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試験問題は一般財団法人 建築業振興基金サイトにて公開されています。

二次検定 総評

松島講師より総評解説

二次検定試験総評を動画でお届け

TAC専任講師 松島怜香講師が解説します!

  • 10/20(日)に実施された、1級建築施工管理技士 二次検定試験の総評
    TAC専任講師の松島講師が解説する動画です。

松島講師より二次検定 問題1解説

二次検定試験 問題1解説

難問だった「問題1」を解説します!

  • 10/20(日)に実施された、1級建築施工管理技士 二次検定試験の「問題1」
    TAC専任講師の松島講師が集中解説します!

総評

令和6年10月20日(日)に1級建築施工管理技士検定の二次検定試験が実施されました。

 本年は、「令和6年度以降の試験問題の見直し」初年度となりました。7月1日に発表があった「問題の見直し(補足)」にあった通り、第1問経験記述の出題形式が大きく変わりました。
 第1問と第3問以外(第2,4,5,6問)は、ほとんど過去問を踏襲していましたので、得点率は高いのではないかと思います。各問の難易度の差が激しいものの、全体的を平均すると難易度は「やや難しい」です。

○第1問 経験記述(難易度 難しい

設問自体は「現場作業の軽減(合理化)」でした。
設問で提示された工事概要からどんな物件か想像するのも、通しで現場を見てないと、難しかったと思います。多くの方は苦戦されたことでしょう。 一番惑わされた箇所は「次の記述は不可とする」にあった「計画変更確認申請が必要となる内容」がどこまでOKなのか、でないでしょうか。合理化でよくある事例の、機械式継手、鉄筋の先組み、プレカット等これらは書ける内容になってきます。詳しい解答事例は、後日別途UPいたします。

○第2問 仮設・安全(難易度 普通

例年の出題傾向通り、設備又は機械の安全使用でした。「バックホウ」と「高所作業車」は平成28年に出題がありました。今回のテーマでは初出題ですが、「平成27年の仮設計画(留意・検討)」で取り上げられており、この解答を書き換えられればOKです。出題傾向に偏らずにまんべんなく対策されていた方は書けたでしょう。

○第3問 工程管理(難易度 普通~やや易しい

工程管理問題も「試験問題の見直し」の一環なのか、近年のダミー線を設問より読み解くような問題ではありませんでした。
見慣れない点では、3.の「トータルフロート」、工程表内の※印「リードタイム」、作業内容と所要日数に今までにない「天井足場仮設作業」がある、「施工条件」が設定されている、という所に苦手意識をもってしまった方は多いと思います。
見た目の印象に負けずに、ネットワーク工程表の計算方法の基本に沿って進めていけば、解けたのではないでしょうか。

○第4問 仕上の記述(難易度 易しい

全て過去問からの出題でした。「ただし書」にも大きな変更はありませんでしたので、対策されていた方は十分書けたと思います。

○第5問 躯体の五肢択一(難易度 普通

過去の出題傾向から踏襲していたものが多くありました。No,7寒中コンクリートは新問でしたので、解けなくてもOKです。その代わり、他は落としてはいけません。穴抜きになっている個所も過去問のままの問題がありましたので、第4問に引き続き大きな得点源にできたところです。

○第6問 法規の五肢択一(難易度 普通

労働安全衛生法から新規法文の出題がありました。3法文6枝中3枝(①⑤⑥)が新問になりますので、それ以外過去問と同じ個所が抜かれている箇所は得点しておきたいところです。

以上、総評でした。

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全3回 担当講師

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TAC1級建築施工管理技士講座 専任講師
松島 怜香 (まつしま れいこ)

私は大学を卒業してからゼネコンに7年間勤務し、色々な仕事を経験させていただきました。RC造やS造、共同住宅やプラント・狭小地のホテル等、着工から配属されることが多く、(解体工事~)杭工事~引き渡しまで、ひと通りはやってきたこともあり、テキスト範囲内は網羅しています。1級建築施工管理技士試験に合格後は、現場を持っていたこともありました。縁あって、今ではTACで講師をさせていただいております。働きながら、学習を継続することは本当に大変です。私も経験したからよくわかります。だからこそ、忙しい皆様には「ここがでるよ!」と的を絞った学習法をお伝えしたいと思っています。ぜひ一緒に頑張りましょう。

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