合格者インタビュー/合格者の声
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合格者インタビュー
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合格者の声
2021年度貸金業務取扱主任者試験合格者
資格を持っていることでお客様が安心して相談できる存在になれる!
徳岡 真由美氏
東海東京証券株式会社
リテール統括部 推進グループ 勤務
(2022年3月時点)
現在のお仕事の内容についてお聞かせください。
弊社は東海東京フィナンシャル・グループの中核企業として、証券会社では中部地区で最大のネットワークを展開しています。また、東海東京フィナンシャル・グループは、地方銀行との連携など大手証券会社とは一線を画したユニークなビジネスモデルを展開し、令和という新しい時代に向けてチャレンジを続けています。私が現在所属しているリテール統括部は、個人のお客様を中心に資産運用に関する様々な問題に対してソリューションを提案する業務を担っています。特に、富裕層のお客様にとって大きな課題となっている相続や事業承継に関する案件を扱うことが多くなっています。私自身は東日本エリアを担当し、営業担当と同行してお客様の悩みや問題を直接お聞きし、それに対するソリューション・プランを策定・提案させていただいています。資産に関するお客様の悩みやニーズはプライベートかつ複雑で、お客様に信頼していただき、本当の課題は何かを引き出すにはとても時間がかかります。また、ソリューション・プランを策定する上で、後継者となる次世代の方々とのコミュニーケーションも重要なポイントとなります。
貸金業務取扱主任者資格を取得することになったきっかけ・経緯を教えてください。
私が仕事でおつき合いしている富裕層のお客様たちは資産に関する知識が豊富で、ファミリーお抱えの弁護士や税理士もいらっしゃいます。そんなお客様に安心感を持って話を聞いていただくためには、専門的な資格を取得して名刺に表記しておくことも重要です。私はこれまでにCFPや宅建資格などを独学で取得してきましたが、貸金業務取扱主任者については会社が法人契約したTAC講座を利用できるため、受講することにしました。費用面でのサポートもあったので助かりました。また、東海東京証券は2019年度から「証券担保ローン」のサービスを開始し、本サービスを開始するにあたり、会社でこの資格の取得が奨励されていたことも受験した理由の一つです。
受験に向けてどんな学習をされましたか。また、苦労したことなどをお聞かせください。
昨年8~10月の3カ月間、週1回TAC八重洲校に通って受験講座を受講しました。講座以外では、毎日仕事が終わった後、夜8~10時ぐらいまでを勉強時間に充てました。TACのテキストと問題集を繰り返すシンプルな勉強方法でしたが、講義が分かりやすかったので、復習で知識をより確かなものにできました。具体的な科目では、民法は宅建資格の勉強と重複する知識も多く、スムーズに理解できましたが、貸金業法については初めての内容で理解するのに少々苦労しました。それでも、3ヶ月という期間に余裕があったこと、TAC講座のきめ細かな指導があったことで、勉強の苦労は感じませんでしたね。
TAC講座を受講した感想をお聞かせください。
先生の話はとても分かりやすかったですし、ポイントを押さえた教え方で飽きずに講義を聞くことができました。他の資格を取った時は独学だったので、丸暗記のつめ込み型学習でしたが、教室講座は意味が分からない言葉があっても先生がきめ細かく説明してくださるので、理解を深めながら学べることが最大のメリットだと感じました。
この資格を取得したことが、仕事の中でどのように活かせるとお考えでしょうか?
「証券担保ローン」という新商品をセールスするためには必須の資格であると思います 。 貸金業法の義務や貸付方式等をキチンと理解して、丁寧に商品説明をしていくことが求められ、より多くのお客様にご利用頂ければ、弊社への資産導入につなげることができると考えています。そのためにも資格取得によって貸金業務に関する知識を深めておくことが重要です。
今後のご自身の目標についてお聞かせください。
現在の業務ではお客様のニーズに沿った提案ができて、お互いにウィンウィンの関係になれた時に仕事のやりがいを実感できます。そういう意味で、「資産の相談をするならこの人に」というような、お客様にとってのコンシェルジュ的な存在になれたらいいですね。そのために、ソリューション・プランを提案する際には税法上の損得よりも、お客様が何を望んでいるか、その「想い」を一番大切にするように心がけています。
これからこの資格の取得を目指す人たちへメッセージをお願いいたします。
独学でこの資格を取得しようと考えている人もいらっしゃると思いますが、やはり資格講座で勉強する方が貸金業務について理解を深めることができるので、取得後も仕事の場で知識を活かすチャンスも増えると思います。また、会社で費用面などのサポートをしていただけるなら、迷わずその制度を利用してチャレンジしてください!
貸金を目指したきっかけ
- 住宅ローンの契約業務に携わっており、お客様への説明にあたり、貸金業務のより深い知識を身につけたかったため、貸金業務取扱主任者を目指しました。
- もともと銀行員であり、現在は経営コンサルティング業を営んでいるため、顧客からの信用を得るために貸金業務取扱主任者を目指しました。
- 会社で取得を推奨されたため、貸金業務取扱主任者の資格を学習しました。
- 長年在職した新聞社の記者を辞め、コンサルを目指して行政書士を取った際に、中小企業の事業主の方にとって、知っていると非常に有意義な法律だと思ったため、貸金業務取扱主任者を取得しました。
TACを選んだ理由
- 知り合いからTAC の講師は教え方が分かりやすいと伺い、TAC で学習することを決めました。
- 以前不合格だったときの勉強が独学で、参考書を使って勉強した際、絶対に出ない箇所と頻出事項とが混在していて、それで落ちてしまったんだと反省したため、TACを選びました。TAC の教材は出ない箇所と頻出箇所のメリハリがあり、非常に分かりやすかったので、選んで良かったです。
- 学習するにあたっては、学習ペースがつかみやすい通学コースで生の講義を受けたかったかため、TACを選びました。
- 公認会計士を目指している娘がTAC 渋谷校に通学していて、娘とともに資格取得を目指せば互いのモチベーションにつながるだろうと考え、TAC 渋谷校の教室クラスを選びました。
TAC 講師の良かった点
- 合格するためのポイントをしっかり教えてくれたことが良かったです。また、無駄が少なく、効率的で、講師の話すスピードがゆっくりなことも良かったです。
- 講師からよく声をかけていただいたのは大変ありがたかったですし、質問に行っても答えは簡潔、明快で分かりやすく、かつ「やらなくてもいいこと」はきっぱりと「それは必要ありません」と針路を示してくださいました。
- すごく優しい講師で丁寧に教えていただけました。質問に対しても、具体例を挙げてより分かりやすく教えていただけました。また、講義を聞いて分からない箇所は、遠慮なく質問できる環境を作っていただき、疑問を疑問のままにすることがなく、安心して勉強できました。
- 試験の全体像などを教えてもらえ、いろいろなことをイメージしながら学習を進めることができました。
TAC 教材の良かった点
- テキスト、問題集などが非常に見やすく、大事なポイントは最後にまとめて書いてあるなど工夫がされており、とても勉強しやすかったです。ありがとうございました。
- 単元別問題集が非常に役に立ちました。解説を丁寧に読むことで、過去問攻略できるようになりました。
- 基本テキストではしっかり要点がまとめられており、特に重要な箇所は太字になっていて、視覚的にも重要なところが一目で分かり便利でした。また、過去問題集の解説も分かりやすく理解が進みました。
- テキストは厚くてこれをすべて覚えるのかと心配になりましたが、メリハリのある講義と連動して、市販の参考書より遥かに分かりやすかったです。
TACカリキュラムの良かった点
- カリキュラムが出題の傾向に沿って構成された点が良かったです。
- 無理なく詰め込まず、さりとて甘くもない。1週間に1回の講義で進むページが20ページ弱のため、復習も容易で学習しやすかったです。講師の要所で語呂合わせを使って教えて下さったり、頭に残る教え方をしていただいたおかげで、徐々に実力がついていくのが分かりました。
- 1回の講義が丁度いい長さで(2時間30分)、講義についていけば必ず合格できると思ったことが良かったです。
- カリキュラムの良かった点は、5ヵ月間かけてゆっくりと丁寧に教えていただけるカリキュラムであったことや、無理のない範囲での出題であり、次回講義までにちょうど覚えられる量であったことです。
これから貸金受験をスタートされる方に向けて応援メッセージ
- 1日1時間でも継続して勉強すれば、必ず合格できます。ぜひチャレンジしてください!
- 講義で教わったことを覚えて過去問を繰り返し解くうちに、根本的な理解へ繋がりました。過去問は1回目は全然解けず落ち込みましたが、2回目は再び間違えた問題の理解を深め、3回目は8割ほど解けるようになり、体系ごとに理解した知識の整理がつき、自信がつきます。絶対に今年受かるんだというモチベーションを持って頑張ってください。
- 勉強量と合格率の低さに一度では合格できないかもと不安になる方もいると思いますが、49歳の私が5ヵ月間無理なく勉強し一度で合格することができました。時には、中だるみでテキストを見ることも嫌になることもあるとは思いますが、諦めずに少しずつ勉強することで必ず合格することはできます。
- 独学で勉強するにはかなり難しい試験だと思いますが、TAC なら自然と知識が深まり問題が解けるようになります。貸金業務取扱主任者試験の受験には、まず学習の進め方など試験までのスケジュールを考え、効率よく勉強してください。
- 過去問だけで受験する人がいると思いますが、合格後も記憶に残るため、しっかり受講してから受験したほうが効率的だと思います。
- 親友が大手リース会社に勤務しており、その会社では貸金業務取扱主任者の資格が必須だそうで、社員の方も忙しい合間に勉強しているそうです。昔は易しい試験で7割ほどは合格できたようですが、年々難しくなり、今年はとうとう30%を割ってしまいました。それでも行政書士、宅建、社労士などに比べれば、まだまだ取得しやすい資格だと思います。貸金業法も割と面白い法律だと思います。頑張ってください。