2020年度電験三種合格体験記 TACの講師陣のおかげで4科目同時合格できました
岡戸 仁志さん
電験三種を目指した理由・キッカケ
勤務先で発電所の設備管理にかかわる部署に異動したことが電気主任技術者三種(以下電験三種)をめざそうと思ったきっかけでした。大学では電気工学と全く異なる専門でしたが、設備管理をしていく上では電気設備等の知識も広く求められること、さらには将来的には再生可能エネルギー等の普及に伴いより電気主任技術者のニーズは高まることが予見されることから受験することを決意しました。
独学でなく受験指導校を、またその中からTACを選んだ理由
受験指導校を選んだ理由としては、内容を適切に理解した上で学習を図っていきたいと考えたからです。将来的には電験二種等の受験を検討しておりましたので、単に電験三種の試験に合格するためのだけ勉強ではなく、本質的な内容をしっかりと理解したいと思いました。受験指導校であれば自身の理解を確かめながら学習を進めることが可能であるので、独学ではなく受験指導校を選択しました。その中でTACを選んだ理由としては、教材と講師陣の質が最も優れていると感じたためです。教材については、丁寧かつ網羅的に解説がなされており、講師陣も説明が非常に論理的かつ分かりやすい方が多いという印象を受け、最終的にTACを選択しました。
学習時の環境、仕事との両立の方法
仕事との両立という面では、4月下旬ごろから勉強を開始しましたが、異動直後ということもあり業務もそれなりに忙しい部分はありましたが、コロナウイルスの影響でほとんど在宅勤務でしたので毎日数時間程度は確保しつつ学習を進めることができたと思います。受験まで半年程度しか時間が無かったため、いち早く動画講義の受講を進めて過去問演習に入ることを心掛けていました。
得意科目と不得意科目とその理由
【得意科目】電力・法規
【理由】暗記系の内容が中心となっており、問題の切り口等は違うものの初見であるような問題が他の科目と比べて少ないため、点数が安定化しやすいためです。
【不得意科目】理論
【理由】過去の年度にも出題されたことがないような、その場で考えさせる問題も多く、年度によって難易度のばらつきが大きいため、点数が不安定化しやすいためです。
各科目の学習方法
【全体】全体としては、基本的にTACの過去問題集を10年分を繰り返し学習を行い、確実かつスピーディーに解けるようにしておくことが大切だと思います。
【理論・機械】基本的には全体で記載の通りですが、理論・機械については単純に過去問を解けるようにしておくだけでは点数が必ずしも安定化しないと思います。それは、その場で考えさせるような過去年度に出題されたことがないような問題が出題されやすいためです。そのために、TACの動画講義や教科書を通じて各項目の考え方をしっかりと理解して、過去問を解いていくことが大切です。
【電力・法規】こちらは基本的に暗記が中心ですので、いかに問題をこなしているかが重要だと思います。法規については、昨今難化傾向が続いておりましたので、TACの過去問10年分に加えてさらに他の問題集を通じて計15年度分勉強をすることで、どんな問題が出題されてもカバーできるように勉強していました。
受講したメディアのメリットと講師のおすすめポイント
受講したメディアは、4科目完全合格コース(現:4科目完全合格本科生)はDVD通信、科目別単科生(機械・電力)はWeb通信でした。講師の方がTACの教材の要点を踏まえて、分かりやすく説明して下さるので適切に理解しながら学習を進めることができました。初学者にとっては機械分野が4科目の中でハードルが高い分野であり、教科書を読み込んでもイメージができないような箇所が多々ありましたが、石田先生の非常に分かりやすい説明のおかげで機械分野は特に本質的な部分まで含めて理解できました。質問対応においても非常に丁寧で、理解できるまで何度も説明して下さったので大変ありがたかったです。
TAC教材(テキスト・講義・演習など)の活用法
基本的には講義の中でテキストの内容の要点と演習を進めてくれるのでそれに沿って学習を進めていきました。講義を通じて過去問演習に取り組む基礎を築いていき、あとは過去問10年分を完璧になるまで繰り返し演習しました。また試験直前には再度、TACの教科書に付属されている演習問題も不安となる部分を解きなおしました。また、模試についても、模試を本番として想定して学習を進めていくことができたので受験してよかったと思います。模試の内容もこれまで出題されてきた過去問をベースにややひねりを入れて出題されている問題が多いので、受験後にしっかりと復習を行うことで自身のレベルアップを図れたと思います。
これから受験する人へアドバイス
電験三種は、科目合格をめざすよりも一発で4科目合格をめざした勉強をすることがおすすめです。理由としては、各科目が非常に密接に関わっており、時には電力の科目で出題されていた問題とほぼ同じ問題が法規の科目に出題されるようなこともあるので、1科目でも欠けて勉強を進めていると非効率です。その分、勉強する範囲も広がり勉強時間が多くなってしまいますが、TACを上手く活用すれば、効率的に学習を進めることができるので講座受講をお勧めいたします。
<TAC電験三種講座>
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