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新卒でNTTに入社し、約20年間SEとして勤務しました。NTTで30歳前半で受けた管理職昇格試験に落ちてしまい、その後何年経っても再チャレンジのオファーが来なかったときに「このままでいいのか」と自身のキャリアに悩んでいました。そんなときに、本屋さんでふと手にしたのがTACの「中小企業診断士・合格体験記」でした。20代の女性合格者が「世の中の99.7%は中小企業。それを助ける仕事は日本を良くする仕事です」と言い切っていて、「かっこいいな」と思ったことが診断士をめざすきっかけです。この合格体験記を読んで、自分のキャリアに対して受け身の姿勢ではなく、「自分でしっかりとキャリアプランを思い描き、世の中の役に立つことをしたい」と、明確に自分の道が見つかりました。そこから一念発起してTACで診断士受験をスタート。SEの仕事の中ではあまり馴染みのない財務や経済といった経営的な知識が不十分で、通信で受けた1年目は不合格。2年目は通学に切り替え、2次試験まで一気に突破できました。
自分自身の視座が高くなり、視野が広がったことが一番大きな変化です。受験を通して知り合った仲間が、企業の役職者の立場で自分のできることを一生懸命やっている姿を見るうちに、自分も「キャリアは自分で切り開いていかなければいけない」と痛感しました。それからは自分のやりたいことをしっかりと軸に据え、そこに向かってぶれずに進めるようになりました。当初は「SEのキャリアを活かして、IT分野で中小企業の経営コンサルタントをめざしたい」と考えていたので、合格したらすぐにでも独立開業したいと思っていました。いざ合格してみると、それまで当たり前だと思っていたNTTの人材育成や人事の仕組みが、診断士の視点で見ると非常に良くできていることに気がつきました。もう少しNTTで経験を積んでから起業しようと考えて、上司に診断士合格を伝えると、「SEであっても経営的視点は非常に重要だ」と喜んでくれて、診断士を活かせる新事業創出業務に管理職としてアサインしてくれたのです。診断士取得で、社内の立場が変わっただけでなく、希望した分野に進んで経験と実績を積めました。
診断士資格更新のためにはポイントを取得する必要があるので、社外活動では受験仲間と中小企業の診断事業の取り組みに参加しました。ベンチャー企業の社外講師の資格も取得し、土日に活動しながら自分なりにできる努力を重ねる中で、多くの経営者の共通の悩みはやはり人が辞めてしまう、優秀な人材が確保できない、人手不足といった人に関することだとわかりました。そこから将来的に人材を通して経営を良くするコンサルタントをめざしたいと考えるようになって、3年後に希望してSE部門の人材育成担当になりました。その後、人材育成や研修等を具体的に学びたいと考えて、NTTグループ内の人材育成系会社に出向。診断士を取得してからトータル10年間NTTに勤めていました。
診断士をめざした当初から50歳までに起業しようと決めていました。47歳で人材育成系会社に出向した2年目、社外研修講師を務めたベンチャー企業から新規プロジェクトに誘われ、NTTを退職して役員待遇で転職しました。けれども自分自身が経営者でなければ同じ目線で経営者に寄り添うことはできないと考えて、1年半後の2018年4月、50歳で起業しました。 独立して何をするのか。1つだけ決めていたのは、これまでの自分のキャリアを活かし、困っている人の役に立つことです。めざしたのが「技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営の推進支援」です。それまで1000人超の人材育成に携わった経験から感じたのは「特に技術系企業で、女性リーダーが活躍するには男性と違ったコツが必要だ」ということです。そこで技術系企業の女性管理職育成をメインにダイバーシティ経営コンサルティングを展開するために立ち上げたのが「(株)リノパートナーズ」です。
受験前、私は会社の設立方法も、ましてや会社法すら知りませんでした。会社法を勉強したことで、法律に則ってどのような形態の会社がいいか、長期的目線でしっかりと選べました。登記も司法書士に丸投げではなく「こんな会社にしたい」、「こういうアプローチにしたい」と、要望をきちんと伝えられました。 経営に関しては、言うまでもなく企業経営理論、財務会計等、診断士の知識が非常に役立ちます。財務諸表が読めるようになったので、現在と今後の財務戦略を立てられるようになりましたし、事業戦略を立てる上では診断士で学んだ知識と診断事業活動で得た経験が大きく活かされています。 今後も技術系企業にアプローチして、ジェンダー問題を解消し、男女限らず多様性を融合させ、相乗効果でこれまで以上の価値を創出し続ける企業や社会づくりをめざしていきたいと考えています。
私たちはコンサルティングという目に見えないサービスを提供しているので、経営者にお会いするとき国家資格である中小企業診断士の肩書きは、信頼を寄せて、心を開いていただけることにつながっています。 診断士として独立しなくても、診断士はビジネス全般を体系的に学べるので、あらゆるビジネスパーソンが仕事に活かせます。企業内のほとんどの方が、中間管理職として上司と部下の間に立つ難しい立場だと思います。私も中間管理職として周囲の視点を把握しなければ、潤滑剤としてうまく回すことができないことを、診断士の勉強を通して学びました。多くの気づきが得られる診断士は、あらゆるビジネスパーソンに挑戦していただきたい資格です。
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