資格概要
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相続検定とは?
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試験情報
相続検定とは
高齢化に伴う相続事案の増加に伴い、一部の専門家のみならず、金融機関の担当者や一般生活者にとっても相続に関わる法制度の理解や、円滑な資産承継のために必要となる知識の獲得は、必要不可欠なものとなってきています。
相続検定は、金融機関の職員など相続や事業承継に関する専門的・実務的な能力に秀でた人材を育成することを目的として、一般社団法人日本金融人材育成協会により創設されました。顧客の相続における課題を的確に把握し、適切なアドバイスを行うための知識と能力を身につけられる内容となっています。
具体的には、相続に関する法制度や税額計算、生前にやっておくべき相続準備の能力を有しているかを判定します。
相続検定を勉強することで、金融機関にお勤めの方の業務はもちろん、一般の方が金融機関や税理士・弁護士との相談をスムーズに進めるために役立つ知識が学べます。
相続検定の学習範囲
相続検定の特長は「法律」「税金」の両側面からアプローチすることにより、その全体像を体系的に把握することができます。そして、断片的な知識では誤認しかねない「実践的な相続対策」に対し、その意味と目的を明確に理解することができます。
また、最近の法改正に対応していますので、かつて学習された方も正しく知識をブラッシュアップすることができます。

出題内容
2級出題内容 | |
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相続の基礎知識 | 相続の開始と相続開始後のスケジュール、法定相続人の範囲と順位、相続分、相続の承認・放棄、遺産分割、遺言の方式・効力、遺留分 |
相続税の基礎知識 | 相続税の納税義務者、相続税の課税対象財産、相続税の総額、基礎控除、各相続人等の相続税額、贈与税の計算、贈与税の非課税制度、相続時精算課税制度、申告と納付、非上場株式等についての納税猶予及び免除の特例、相続財産の評価、取引相場のない株式の評価 |
相続対策とその他関連知識 | 相続手続、成年後見制度、信託、遺産分割設計、相続税対策、納税資金対策、事業承継設計、コンプライアンス |