合格者が語る!企業経営アドバイザーの魅力
吉田 英智さん
★資格取得者★
吉田 英智さん
情報サービス業勤務
企業経営アドバイザー
Web通信講座・フルパックコース[財務入門付]受講
2023年検定試験合格
「リスキリング」に最適な資格だと確信し受験を決意しました!
企業経営アドバイザーの受講をされた理由は?
企業、特に中小企業を訪問し経営者と話しをすると、賃上げ、価格転嫁、人手不足…などの悩みをお聞きすることが多いです。また、業種は違いますが、金融機関が「ローカルベンチマーク」、「事業性評価」、「経営デザインシート」を運用、経営者をサポートしているということも聞いていましたので、それらについてもっと深く知りたいと思い、WEB検索していた際、企業経営アドバイザー資格と資格の学校TACのことを知りました。
日本政府が重要施策として注力する「リスキリング」に最適な資格だと確信し受験することを決めました。これまで営業という業務を通じて数多くの経営者様に接してきました。中小企業経営者の多くが「人手確保」「生産性向上」「賃上げ」他の課題を認識しているものの、その対処に困っているのを感じます。そのもどかしさを少しでもやわらげたり、経営を良い方向に導くきっかけを作ったりしてあげられたらすばらしいのではないかといつも考えていました。また、政府の骨太の方針にも明記されている従業員の「リスキリング」は、日本経済回復・再生の重要な鍵にもなると思っています。もう50代後半の自分が率先して学習することもこの流れを少しでも後押しするのではないかと思いチャレンジしました。
選択したコースとカリキュラムの満足度、受講の感想を教えてください。
Web通信講座のフルパック[財務入門付]コースを受講しました。
特に「中小企業支援施策」の講義が印象深いです。中小企業の定義については、暗記しかないと「せ・お・こ・さ」と説明されたり、一方で「各支援策の背景をよく理解するとその概要が自然に分かる!」と項目・内容により両者を使い分けるテクニックを教わった点がとても良かったです。
テキストの他に、設例、トレーニング、添削問題をつけていただいたことも、復習する上でとても良かったです。数多くの例題を何度も行うと、実際の問題の半分以上はほぼ同じ問題であることがわかり、学習モチベーションアップにつながりました。
Web通信講座には、講義動画のダウンロード機能があり、通勤電車の中でも学習できたのは大変助かりました。また、視聴期限も半年間あり、何度も復習することができたのはとても良かったです。
「企業経営・企業支援の、中小企業基本法以下のテーマ」は大変参考になりました。ローカルベンチマーク、事業性評価に関わるだけでなく、支援機関などについて体系的に学べたのは、日々の活動で実践できるものと思います。
1日の平均学習時間、学習の際に工夫した点がありましたら教えてください。
平日は約1時間、休日に約2時間学習しました。
講義動画の視聴を、1回目は途中分からなくても進め、2回目は一時停止も交えながら理解しながら聞く、3回目は講義なしでテキストのみで学習する方法で進めました。視聴期限が近づき、2回目も途中から早送りすることになってしまいましたが、その方法で良かったと思います。
知識科目は複数回受験しました。やはり、企業財務後半が難解で、なかなか理解できないまま受験したことが敗因だと思います。ただ、2回失敗した後は、腰を据えて学習するよう気持ちを切り替えてコツコツと学習していったことが逆に勝因となりました。早期合格を目指し急ぎすぎたことは今でも反省しています。
「昼は仕事」、「夜は家族」と決めているため、学習はほぼ朝に行っていました。朝は他に新聞や経済ニュースなどを聞く時間も確保しなければならず時間的に制限されていましたが、通勤時間のほぼすべてを学習にあてました。前述した通り、学習時間を毎日1時間程度確保することで仕事と両立することができました。
CBT受験について、感想と受験のコツや注意点を教えてください。
知識科目の方は1回で合格できませんでした。しかし幸いにも「いつでも何回でも」受験できる仕組みのため、不合格となったあとでも、あきらめることなくコツコツと勉強していくことができました。敗者復活戦のような仕組みがモチベーション維持につながったと思います。
問題はPC画面に映し出されており、例えば設問が「適切」なのか「不適切」なのかを求める問題は混乱しやすいので注意が必要です。いずれにせよ、やはり暗記ではなく、しっかりと理解しながら地道に学習を進めていくことが大事だと思います。
対話力向上講習について
初めてお会いした方々とのグループ講習はとても刺激になりました。「企業経営アドバイザー」として経営者と対話するロールプレイは、それぞれの良かった点、アドバイスなどを率直に言い合えたのが良かったです。1日講習のあと、グループの仲間とはそのまま飲み屋で一杯!となったのも楽しい思い出です。
グループのメンバーからフィードバックを頂いたことを思い出しながら、経営者にアドバイスすることよりもまず、経営者の話しに耳を傾ける、経営者の気づいていない強みなどを引き出せるように心がけたいと思います。
これから資格をどのように活かしていこうとお考えですか?
企業を訪問し会話をする際には、中小企業向けの各種経営支援策やマーケティング知識を頭の片隅に置きながら経営者の想い、志に耳を傾けたいと思います。学んだ知識を「伝える」のではなく、より深い「対話」をするために活かしていきたいと思います。
これから受講を検討されている方に、メッセージをお願いいたします。
特に、営業職/企業を訪問する職務に就いている方にはうってつけの資格だと思います。日々新聞他メディアで見聞きしたり、訪問先の方々と時事も含めて会話してきたりした経験は、この資格のエッセンスになり、なんとなく頭の片隅にある知識を整理する作業で済むと思います。業種を問わず外勤職にとっては、経験自体が資格取得のアドバンテージになると思います。