合格者が語る！企業経営アドバイザーの魅力
佐々木　信太郎さん

企業経営アドバイザーの受講をされた理由は？

　職場で企業経営アドバイザー受験の募集があり、その案内やホームページを見たことがきっかけです。今の職場に約15年勤務し、経験年数と共に企業支援に携わる場面も多くなってきました。これまで経験や勘に頼っていた部分が多く、体系的に学び直す良い機会と捉え挑戦することにしました。

選択したコースとカリキュラムの満足度、受講の感想を教えてください。

　Ｗｅｂ通信講座のフルパック[財務入門付]コースを受講しました。
　各分野、講師の方も変わり新鮮な気持ちで講義動画を視聴することができました。それぞれが専門的な知識を保有し、経験談を交えながらポイントを押さえて講義してくださり分かりやすい内容でした。また、単に試験に向けた話に留まらず、実務で活用できるような話もあり興味深く講義動画を視聴できました。講義動画の長さも適切で良かったです。
　各分野のテキストは要点を抑えた構成となっており、わかりやすい内容でした。テキスト自体もコンパクトで持ち運びしやすく、隙間時間の学習に有効的でした。 　事業性評価で学習したローカルベンチマークや経営デザインシートは実務に活かす場面がイメージでき、とても参考になりました。
　企業財務における「企業価値」の分野については、なかなか理解することが難しく苦労しましたが、講義動とテキストを複数回見直すことで、理解を深めることができました。
　また、財務入門はこれまで自分が習得してきた財務知識を復習する良い機会となりました。

1日の平均学習時間、学習の際に工夫した点がありましたら教えてください。

　平日は約１時間、休日に約３時間、直前期は平日は２時間、休日は５時間に増やして学習しました。
　勉強開始直後は、講義動画を一通り見てからトレーニング問題を解くスタイルで学習を行っていましたが、当初の内容を忘れてしまうことがありました。途中からは１日の勉強時間の中で講義動画の視聴とトレーニング問題を並行して行い、インプットとアウトプットを効率よくできるよう心掛けました。試験直前は、トレーニング問題や添削問題を繰り返し行い、苦手分野については、もう一度講義動画を見て復習しました。
　受講当初はなかなかモチベーションが上がらず、週に２～３日の学習と継続的な学習ができませんでした。自分への危機感を煽るため約２か月後に受験日を設定し、「やらなければならない」環境を作りだし取り組みました。
　平日は夜間の勉強を中心に行っておりましたが、仕事の疲れや飲み会等で夜できない場合は、翌日の朝にカバーするよう心掛けました。また、隙間時間でトレーニング問題を少しでも解くことを意識して取り組みました。

ＣＢＴ受験について、感想と受験のコツや注意点を教えてください。

　他の試験でもＣＢＴ受験を経験しており、スムーズに受験することができました。
　知識科目、実践科目ともに試験時間に余裕がなく見直しをしている時間があまりありませんでした。また、試験ではトレーニング問題や過去問等で出題されていないような問題もいくつかありましたが、正答率は思ったより高かったという印象でした。
　試験時間に余裕がないため、時間のかかりそうな問題は一旦スキップ、解答に自信のない問題はマーキングを行い、とりあえず最終問題まで辿り着くことを最優先として取り組み、残りの時間でスキップした問題を解いたり、マーキングした問題の見直しを行ったりすることが効率的な解答方法だと思います。

対話力向上講習について

　初対面、異業種、年齢層も違う方々とのグループワークで当初は緊張しましたが、時間経過とともに緊張もほぐれ有意義なディスカッションが行えました。普段交流することのない異業種の方とのグループワークで様々な角度からの意見があり、自分の視野を広げる良い機会となりました。
　経営者と対話する場面が多い職場に勤めていますが、これまでは感覚的に対話を行っていました。対話力向上講習を通じて、経営者との対話をロジカルに組み立てるトレーニングができました。講習で得たものを日々の業務に活かし経営者の伴走支援を行っていきたいと思います。

これから資格をどのように活かしていこうとお考えですか？

　企業の課題解決支援を行う日々の業務において資格取得で学んだ幅広い知識を活用していきたいと考えています。
　経営者との対話の中で「気づき」を与えられるような良き相談相手になれるように努めていきたいと思います。

これから受講を検討されている方に、メッセージをお願いいたします。

　企業経営アドバイザーは、企業を理解するうえで必要なスキルが身につく資格だと思います。難易度は決して低くはありませんが学習を通して実務に役立つ知識が身につくと思います。ぜひチャレンジしてみてください。