合格者が語る!企業経営アドバイザーの魅力
南部 里志さん
★資格取得者★
南部 里志さん
株式会社朝日ラバー勤務
企業経営アドバイザー
Web通信講座・フルパックコース受講
2023年検定試験合格
財務や法務などの知識習得だけでなく、事業性評価の考え方や手法、
対話力向上講習で対話スキルも学べる
企業経営アドバイザーの受講をされた理由は?
仕事に対するモチベーション向上のため、何か資格を取得したいと考えておりました。企業経営の知識を学べる資格をインターネット上で探していたところ、日本金融人材育成協会のホームページに辿り着き、企業経営アドバイザーの資格の存在を知りました。そのホームページ内のQ&Aで学習方法としてTACの対策講座を推奨されており、対策講座を知るきっかけとなりました。
企業経営がどのようなプロセスを持って行なわれているか興味がありました。また現在、経理に所属しており、経営層と対話をする機会も増えてきたため、より専門的な対話ができたら良いなと考えておりました。パンフレットやオンライン講座説明会に参加し、財務や法務などの知識習得だけでなく、事業性評価の考え方や手法、対話力向上講習で対話スキルも学べるという事で、私の願望にあった資格だと思い、受験を決めました。
選択したコースとカリキュラムの満足度、受講の感想を教えてください。
Web通信講座のフルパックコースを受講しました。
知識科目の講師の方はテキストの内容に沿って、わかりやすく事例を交えながら説明してくださり、設例の解き方の説明も理解しやすかったです。
テキストについては、カバンに入れても邪魔にならず、電車通勤時に開くにも丁度よい大きさでした。記載ページ数も丁度よいページ数の為、挫折せず利用できたと思います。勿論、設例に関しても、講義内容を補完する内容となっていたので理解しやすかったです。
Web通信講座は、テーマごとに20分~40分の動画となっていたので飽きることなく視聴できました。私の場合は、10月~3月の6か月間で講座を受けましたが、苦手なテーマがあった場合はいつでも反復視聴できましたので、Web通信講座を選んで良かったです。
「企業経営」分野と「対話力向上講習」が参考になりました。「企業経営」については、元々興味のあった項目で成長戦略、事業戦略、環境分析ツール、マーケティング等、幅広い知識・理論を学ぶことができました。また対話力向上講習では、実際にロールプレイングを行う事で、相手の本音を引き出すことや、具体的説明による効果的な提案をするまでの手法を学ぶことができました。
1日の平均学習時間、学習の際に工夫した点がありましたら教えてください。
平日は約3時間、休日には約4時間学習しました。
片道約1時間の電車通勤の時間で、Web通信講座の視聴、電卓が必要な計算問題以外の設問を解くなどを行いました。Web通信講座は1回あたり20分~40分くらいなので、往復通勤で2~3回分の動画が視聴できました。帰宅後は倍速で再度視聴し、理解を深めました。別途ノートは作成せず、テキストに講師のコメントや気になる点を書き込みました。講義視聴後、テキストの設例を解き、章が終わる度にトレーニング問題に取り組み、テキストが終わる度に添削問題に取り組みました。また直前期には、協会のホームページよりダウンロードできるサンプル問題を解きました。
3月の実践科目試験をゴールとして、10月より講座を受講しました。2月に知識科目を、3月に実践科目を受験しました。平日は通勤時間プラス自宅学習で勉強時間を作り、土日も家庭の用事などで勉強時間が平日に対して多く時間を取れませんでしたが、無理なく試験勉強を進められたと思います。ただ実践科目の対策が甘かったため、自信のない状態で試験を受ける事になり、何とか合格基準の点数は取れましたが、もう少し得点を伸ばしたかったのが本音です。本番対策として検定試験のサンプル問題を協会のホームページよりダウンロードして行いましたが、3回分くらい違うサンプル問題(過去問題)を行えたらアウトプット強化になると思いました。
Web通信講座で受講していた為、通勤時間を試験勉強に費やすことができたのは良かったと思います。また帰宅後も1時間くらい時間を取りました。ただ、帰宅が遅い日は無理に勉強せず、翌朝30分早く会社に着いて勉強するなどして補いました。やる気がでない日もありましたので、そんな時は無理に勉強せず、別の日に挽回すると心に決めてしっかり遊びました。
CBT受験について、感想と受験のコツや注意点を教えてください。
初めてのCBT受験でした。都合の良い日時で、会場は自宅から最寄りの会場を選べ、通勤区間内に試験会場があったので助かりました。マウス、キーボードと普段パソコンを利用していれば、特に問題なく受験できると思います。見直したい問題はマーキングできるので便利機能だと思いました。知識科目は択一問題のみなので見直し時間を確保できましたが、実践科目は記述式もあるため予想以上に苦戦し、時間ギリギリまで問題を解いていた為、見直し時間を確保できませんでした。残り時間が表示されるので目安となりますが、解答の進みが悪いと焦ります。
知識科目は、企業財務の問題が最初にきたので、この計算問題をいかにスムーズに解くかは重要だと思いました。問題を見て解答に時間を取られそうな場合や、じっくり考える必要のある問題は、マーキング機能を使って後で解答する様にしました。一方、実践科目は、時間が全く足りませんでした。最初の20問が択一問題で、その後記述問題と続くのですが、択一問題に時間を掛けすぎたのが影響し、記述問題を読み込む時間を十分に取る事ができず、バタバタした感じで終了時間ギリギリまで問題を解いていました。択一問題は20問ですが、いかに時間を掛けずに解答できるかがポイントかと思いました。テンポよく解答できるのが理想ですが、終了時間まで諦めないことが大事かと思います。
対話力向上講習について
初対面の方とのロールプレイングは最初緊張しましたが、言葉のキャッチボールをするにつれて緊張も取れ、講師の方が適宜助言を入れて下さり、有意義な時間を過ごせました。個人ワークで学んだ傾聴や伝達・提案のポイントを意識しながらロールプレイに取り組みましたが、相手との対話なのでこちらが用意していた問答とは想定外の事を言われたりするとテンポ良く言葉がでなかったり、こちらが一方的に話してしまったりと難しかったです。緊張で始まった講義でしたが集中して真剣に取り組めましたので、あっという間に講義は終わりました。聞いているだけの講義とは違うので、結構頭を使いました。
私の場合は、対話の対象が社内や自社の経営層がメインとなりますが、今回学んだ手法を活用して対話が深くなるよう努めたいと思いました。普段の対話の中で、どのように相手の本音を引き出すか意識し、質問力や対話力が積み上げられるよう研修で学んだ事を活かしたいと思います。
これから資格をどのように活かしていこうとお考えですか?
経理の仕事をしていると財務情報ばかりに目が行ってしまいますが、今回企業経営アドバイザー資格の勉強を通して、財務情報の裏や先にある非財務情報の視点を持つことも重要だという事がわかりました。非財務情報の理解を深めるには相手との対話がより重要になると思いますので、今回資格取得で学んだ知識、手法を実践できるよう取り組みたいと考えています。
これから受講を検討されている方に、メッセージをお願いいたします。
経営に関する幅広い知識を習得できますので、そういった知識習得を考えられている方であればおすすめできる資格だと思います。金融業の方向けの資格かと思いましたが、対話力向上講習では私と同じ製造業の方もいらしたので、業種に関係なく学べる資格だと思います。ご自身のスキル向上のため資格取得を目指して頑張って下さい。