合格者が語る!企業経営アドバイザーの魅力
木榑 輝夫さん
★資格取得者★
木榑 輝夫さん
IT・情報システム業勤務
企業経営アドバイザー
教室講座 フルパック受講
2021年検定試験合格
経営デザインシートやローカルベンチマークのノウハウを活かし、
活用を図りたい
企業経営アドバイザーの受講をされた理由は?
経営に関する業務知識の習得を目的に関連資格を調べていく中で、ホームページで「企業経営アドバイザー」対策講座を知り、パンフレットを取り寄せ、講座を申し込みました。以前に、ビジネス会計検定やビジネス実務法務検定講座をTACで受講していたこともあり、簿記・会計や法務に関する知識を活かせ、経営知識を加えた企業運営全般の知識を学べ、「対話力向上講習」を通じ、利害関係者とのコミュニケーション向上が図れるものと判断し、新たなチャレンジを試みました。
選択したコースとカリキュラムの満足度、受講の感想を教えてください。
教室講座の知識・実践パックコースを受講し、後に知識科目まとめ演習コースを追加で受講しました。
講師は、質問対応において丁寧に回答してくださいました。また講義ではテキストの学習のみならず、実務家としての経験談を交えた話も伺うことができ、楽しく学習できました。
テキストは、コンパクトだったため持ち運びが楽で、電車移動時に手軽に見られる点が良かったです。
「企業財務」の投資計算で、タックスシールドの節税効果を示したテキスト上の図は、キャッシュフロー計算の問題を解く際に、分かりやすく新たな視点を得ました。また、トレーニングに掲載されている事例問題は、中小企業の事例に沿った内容だと感じます。大変だったところは、法律関連、特に民法部分について、学んでいく中で具体的な事例や事象が掴めず、暗記で対応したことです。また実践科目のCVP分析の問題は、本試験レベルと教材問題の計算レベルの差があったため、実施協会が提供しているサンプル問題で対策したことです。
1日の平均学習時間、学習の際に工夫した点がありましたら教えてください。
平日は約2時間、休日に約4時間、直前期には休日は8時間に増やして学習しました。
工夫した点は、テキストに掲載されている設例の解答部分に「ふせん」を貼り付けたり、トレーニングや演習問題をタブレットに取り込み、移動時や休憩時にタブレット上で閲覧し、電車等の移動時に繰り返し解いたりした事です。
実践科目の対策は、事業性評価に関する全体の概要が問われるため、重点的にSWOT分析を対策しつつ、テキスト全般の概要やイメージを把握しておきました。
初回受験時は、対策講座及び教材を中心に学習しましたが、知識・実践科目とも数点差で不合格でした。再受験時は、テキスト改訂部分を確認したり、他の関連する資格と並行学習したりと、より広い見地で対応できました。また受験直前は、サンプル問題を複数回にわたりタイムマネジメントを意識して解いた事で、2回目の受験で合格することができました。
CBT受験について、感想と受験のコツや注意点を教えてください。
2回目の受験からCBT方式になったのですが、実践科目は実施期間の最終日、知識科目はCBT受験会場の営業最終日の12月末に受験しました。受験日時を決められることで、いつでも受験できる点はメリットだと思います。
試験会場によっては電卓が使用できず、パソコンの電卓機能しか使えない会場もあるため、複数回再確認して選択肢を丁寧に吟味すること、また設例やトレーニングに加え、直前期は実施協会が提供しているサンプル問題を使用してタイムマネジメントを意識することが重要だと思います。
対話力向上講習について
顧客提案をシミュレーションする1日講習で、コンサルティングの現場未経験者にとっては、試験対策で得られた知識を、具体的に現場でどのように展開していくのかを確認できる内容でした。同グループの中に、現役の中小企業診断士の方がいらっしゃったため、実務家の現状やレベルも確認できました。
現業では社内外のステークホルダーとのミーティングや交渉の場面、今後の診断士やアドバイザー業務において、相手との寄り添い方やコミュニケーション、問題点の真因究明や課題解決に向けた具体化を進めて行きたいです。
これから資格をどのように活かしていこうとお考えですか?
認定合格者との懇親会での他業種交流や連携、協会からの業務紹介や支援対応などの活動に貢献できればと考えております。また、診断の場面に限らず、経営デザインシートやローカルベンチマークのノウハウを活かし、活用を図りたいです。
これから受講を検討されている方に、メッセージをお願いいたします。
財務・生産・法律を含め、多岐にわたる経営に関する基本知識を横断的に学べ、マネジメント力の向上やキャリアアップが図れます。今までの経験と習得知識とのシナジーを発揮させ、元気な日本を共に造って行きましょう!