合格者が語る!企業経営アドバイザーの魅力
上原 大介さん
★資格取得者★
上原 大介さん
製造・サービス業勤務
企業経営アドバイザー
Web通信講座 フルパック[財務入門付]受講
2022年検定試験合格
経営者に対してアウトプットしてこその資格!
企業経営アドバイザーの受講をされた理由は?
当社の社長から言われたことがきっかけでした。社長は私の親族であり、事業の継承も視野に入れています。そのため今後自身で経営を行うためにも有用な資格ということで紹介してもらいました。社長自身も同じ社長業をしている友人から聞いたとのことで、経営をしていく上で非常に役に立った、と聞いたそうです。
私自身が近々事業承継により、経営をおこなう予定であったこともありますが、経営そのものに興味があったこともあります。それに活かせる資格であると思い受験をしました。
選択したコースとカリキュラムの満足度、受講の感想を教えてください。
Web通信講座のフルパック[財務入門付]コースを受講しました。
講師はベテランの方々でしたので、要領を得た内容の講義だったと思います。話すスピードが適切で、板書の仕方が丁寧な先生がいらっしゃったのはよかったです。
教材もコンパクトにまとまっていたと思います。またサイズも小さいので持ち運びが容易で、通勤の電車内でも読みやすく、外でも勉強をすることができました。Web講義でしたので、好きな時に止めたり、翌日に持ち越したりできることが非常によかったと思います。また聞き取れなかったところも戻れるので、Web講義はお勧めします。
系統的なカリキュラムだったのでよかったと思います。1つのテーマも短いため理解もしやすく、復習もやりやすかったです。「事業性評価」の分野では、その他の分野と重複するところが多く、何故なんだろうと思っていましたが、試験を受けて納得しました。
「企業経営・企業支援」は経営の基礎となることが多く書かれており、今後経営を目指している自分には非常に参考になりました。また最近では実務でも財務諸表などを読むことが多く、そのため企業財務の内容も非常に参考になり、今後に活かせると思いました。
「企業財務」は参考になることが多かった反面、難しい内容も多く、理解するのに苦労しました。特に経営分析における各計算式を覚えるのには一苦労でした。どっちが分子でどっちが分母、数字が高いといいのか、低いといいのかなど、若くない頭では覚えるのが大変でした。
私は簿記3級を持っているのですが、忘れていることもあると思い「財務入門」コースも受講しました。振り返りにはよかったですし、先生もよかったと思います。簿記を経験したことがない方にはこのコースを取っていないと、企業財務の項で苦労すると思いますが、正直簿記3級を持っていれば受けなくてもいいかとは思います。企業経営アドバイザーの各講義同様、コンパクトにまとめられており、また持ち運びやすいサイズでしたので、通勤でも勉強できてよかったです。Web講義についても同様に使い勝手がよく、途中での中断や、逆戻りもできるので非常に便利であったと思います。財務諸表入門は簿記の内容、財務分析入門は簿記+財務分析の内容でした。財務諸表入門は簿記経験者には簡単すぎる内容かと思いますが、財務分析入門は企業経営アドバイザーの内容が含まれるので簿記経験者でも勉強の価値はあると思います。
1日の平均学習時間、学習の際に工夫した点がありましたら教えてください。
平日は約1時間、休日に約2時間学習しました。
10月の試験から逆算して学習スケジュールを決めました。まずWeb講義は必ず1回は聴講すること、設例もその都度必ず解くこととし、これを8月末までに終わらせることにしました。6月からスタートしたので、1日1時間程度勉強時間を取れば、週2~3日休んでも8月初旬には終わらせることができました。その後はトレーニング問題をやりました。これも1回は必ず実施、その後不得意の分野を2度3度繰り返し解き、不得意分野を克服しました。直前期には添削問題を解き、足りない部分を確認し、再度テキストやトレーニング問題を解きました。
自力で勉強することが苦手でしたので、モチベーションを保つことに苦労しました。そのため4ヵ月間だけ集中する、と決めたことがよかったと思います。またWeb講義でしたので、自分の好きな時間にできるということがとてもよかったと思います。
この資格は4ヵ月間で1日1時間取れれば十分合格できると思います。そのため仕事が終わった後、1時間という時間をしっかり確保し勉強できれば仕事との両立も大丈夫だと思います。平日できなければ休日にその分をあてることでも問題ないと思います。
CBT受験について、感想と受験のコツや注意点を教えてください。
PCで試験を受けるということ自体初めてでしたので、それだけで私の年齢の方では面食らってしまうと思います。それでも知識科目は選択式ですので、操作自体にそれほどの問題はありませんでしたが、実践科目は記述問題もあるので、PC操作に気を取られることがしばしばあり、それが気になった点でした。実践科目では特に時間に注意が必要だと思います。
CBT受験で唯一困ったと思ったのが、問題文にマーキングできないということでした。実践科目では問題文から強み・弱み・機会・脅威などを読み取り、それを記述することもありました。紙の問題文であれば対象の部分をマーキングしておくなどの処置ができましたが、PCではそれができません。読み返すにはあまり時間もないため、簡単にメモをしておくなどの対処が必要かもしれません。
対話力向上講習について
「企業経営アドバイザー」という資格は机上で知識をインプットするだけでなく、経営者に対してアウトプットしてこその資格だと思います。そのためワークなどをおこなう対話力向上講習は非常に有用だと思います。思ってもなかなか言葉にできないことも多いため、自分の意見をいかに相手に伝えるかの訓練は、常にする必要があると思います。
私は自身が経営を行うつもりですので、まずは自社内のメンバーとの対話をする際にこの経験を活かそうと思っています。いずれは他社の経営者とも意見を交わしあい、経営交流をしてお互いを高めあっていきたいと思います。
これから資格をどのように活かしていこうとお考えですか?
公害防止管理者の資格を活かし環境事業を立ち上げています。しかしまだ事業として一本化できておらず、経営の視点も含めてそれを形成したいと思っています。そのための企業経営アドバイザーの資格でしたので、今後事業をしっかり確立させていこうと思っています。
これから受講を検討されている方に、メッセージをお願いいたします。
本来は融資をする銀行等が取得を目的とする資格だと思いますが、経営をする方にも十分役に立つ資格だと思います。資格取得の目的は様々かと思いますが、きっと役に立つ資格であると思いますので、ぜひ取得を目指して頑張ってください。