合格者が語る!企業経営アドバイザーの魅力
小林 有樹さん
★資格取得者★
小林 有樹さん
株式会社吉田産業勤務
企業経営アドバイザー
Web通信講座 知識・実践科目パック受講
22年3月検定試験合格
「社内初の企業経営アドバイザー資格者になる!」という
目標達成のため勉強するモチベーションがUP!
企業経営アドバイザーの受講をされた理由は?
企業経営アドバイザーを知ったきっかけは会社からの紹介です。社内にもこのような資格をもった人材がいてもよいのではということで紹介いただいたことがきっかけです。
以前までは住宅資材の販売をする営業をしていたのですが、約1年前より部署の異動で経営企画部への配属となり、今までとは全く異なる業務をしております。弊社はグループ会社が数多くあり業種・業態も様々で総合的な経営の基礎知識が必要となった為、自己のベーススキルを確立するために「まずは学習する」という目的で受験をすることに決めました。
選択したコースとカリキュラムの満足度、受講の感想を教えてください。
Web通信講座の知識・実践科目パックコースを受講しました。
分野ごとに講師の方も変わるので、より専門的な講師の方からのポイントを聞くことができ、良い講師の方がそろっているのだと実感しております。
テキストは、試験に出題される要点をしっかりと押さえてまとめられているので、教材を読むだけでもだいぶ理解は深まると思います。また、演習問題や添削問題があることで実際の試験の疑似体験ができるので、実戦形式での学習ができるところが良いと思います。
Web講義は、合計すると約40時間分とかなりの長い時間の講義になりますが、1回の講義が30分ごとに区切られて受講できるため、少し空いた時間などを自分で見つけてマイペースに学習することができました。
学習内容では「企業財務」が参考になりました。参考の企業例があり、練習問題がいくつもあるのがとても助かります。実際に参考にする例がないと分析するにもどのような流れで進めればいいかわかりにくい部分がありますが、着目する部分も事前に教材や講座で学習しているので、強い苦手意識を持たずに取り組めたと思います。
一方「企業法務」は特に難しく感じました。やはり法律の用語となると専門的で普段聞きなれない用語なども含まれてきます。また似たような言葉が多いため、どの法律とどの内容がリンクしていたかなどが混乱するのでそこが難しかったです。
1日の平均学習時間、学習の際に工夫した点がありましたら教えてください。
平日休日とも約1時間、直前期は約3時間の学習時間を取りました。
私の場合はWeb通信講座を受けていたので、とりあえず1回はすべての講義を視聴しました。そのうえで、一度演習問題などを解いてみて、わからなかった部分を再度、講義を視聴して理解を深めるとよいと思います。試験前は5分野のうち1分野ずつ約3時間かけてテキストを読み返し、問題を解くということを、3度くらい繰り返し行いました。
経営に関する業務に携わって数カ月という段階から勉強を開始したため、聞く言葉や用語が初めてのものが多く、まずはその段階で苦労しました。また、「企業法務」に関しては申請が必要・不要なものや、期間が1年、2年などわずかな違いを多く覚えるのに非常に苦労します。講義でわかりやすく表形式にしてくれている部分もあったので、その表を使用して覚えたことが良かったと思います。
仕事との両立のポイントは、試験勉強をすることのモチベーションをとにかく高めることだと思います。私の場合は、純粋に新たな部署で必須になるスキルであることもあり、学ばなければというところもありましたが、社内ではまだ誰も「企業経営アドバイザー」の資格を持っていなかったため、「社内初の資格者になる!」という目標が、勉強することへのモチベーションアップにつながったと思っています。理由は様々あるかとは思いますがモチベーションを上げる、自らをその気にさせる理由を明確にすることが一番だと思います。
CBT受験について、感想と受験のコツや注意点を教えてください。
選択式の部分に関しては、マークシートにマークをするような感覚なので特に苦にはならないかと思います。長文問題に関しても左側に企業情報が掲示してあり、右側に問題が載っていてスクロールしながら見ることができるのであまり苦労はしないかと思います。
解答状況も途中で確認できるので、時間配分を考えながら時間がかかりそうなものは後から考えるでもよいと思います。またCBT受験では実践科目の記述解答を入力する際に、「変換キー」がキーボードの変換ではなく「スペースキー」での変換になるのでそこは注意が必要です。
対話力向上講習について
初対面の様々な業種の方とロールプレイングという形で対話の練習ができるのが非常に為になります。講師は、初対面にも関わらず、固かった参加者の表情を終了頃には和らいだ表情に変えているなど非常にコミュニケーションを取りやすい環境をつくってくださいました。時間の制約もある中で、経営者役の方からしっかりと企業の情報を聞き出して、その内容をもとに提案するといった実践型の講習で楽しく受講できました。また、ロールプレイングする前に対話するときのポイントをしっかりと教えていただけました。
現在、グループ会社も含め様々な業種の社長様と対話する機会が多くなっています。その企業の本当の悩みや問題がどこにあるのかという部分をしっかりとヒアリングし、課題の解決に向かって適切なアドバイス・提案ができる様になりたいと思います。
これから資格をどのように活かしていこうとお考えですか?
「企業経営アドバイザー」の認定者対象の交流会やセミナーなども開催しているようなので、そのような場で、同様のお仕事をされている方々と生の意見交換や情報共有をして、より経営に関する知識の幅・視野を広げていきたいと思います。
これから受講を検討されている方に、メッセージをお願いいたします。
「企業経営アドバイザー」で学べる内容は、実際に事業性評価する際などに使える知識などが詰まっている内容だと思います。企業の中身全体を把握する上での基礎的な部分が網羅されているので、自己のスキルアップとして少しでも経営に興味がある方は、是非チャレンジしてみてください。