合格者が語る！企業経営アドバイザーの魅力
大榎　勝さん

企業経営アドバイザーの受講をされた理由は？

　Ｗｅｂのバナー広告で、ＴＡＣの「企業経営アドバイザー」対策講座が表示され、興味を持ちました。「企業経営アドバイザー」資格の知識科目・実践科目のうち、税理士であれば知識科目が免除になることを知り、また税理士試験では学べなかった、税理士に必要不可欠な知識を補完できる資格だと考え、受験を決めました。

選択したコースとカリキュラムの満足度、受講の感想を教えてください。

　Ｗｅｂ通信講座の実践科目を受講しました。
　講師の黒板を使用した授業がとても面白く、飽きずに最後まで勉強を続けることができました。試験内容の学習だけではなく、コンサルタントの方は実際に顧客とこういう話をするのだろうな、という面でもとても勉強になりました。
　テキストがコンパクトで、丸めれば上着のポケットに入れられる位なので、普段から持ち歩いて読み込むことができました。内容も論点ごとに簡潔にまとまっていて、段階ごとに学習することができ、覚えやすいと思います。
　私が税理士試験勉強に慣れているからかもしれませんが、２コマを１コマにまとめて、１コマ１時間授業としても問題ないと思います。連続した授業としたほうが良い部分を、断腸の思いで切っているような所が数回あったように思います。
　ローカルベンチマークの６つの指標・定量分析の計算を学習することで、顧問先と数値で会話できるようになり、税理士としてとても参考になりました。コンサルタントとしては当たり前の知識なのかもしれませんが、定性分析については、初めて聞くキーワードばかりで、頭に入ってくるまでが、なかなか難しかったです。

1日の平均学習時間、学習の際に工夫した点がありましたら教えてください。

　知識科目は免除でしたので、直前期に平日は約２時間、休日約４時間集中して学習しました。
　理論問題については、テキストを繰り返し読み込みました。また論述問題については、テキストに掲載されている事例問題を使って、実際に繰り返し記述練習を行い、どのように論述すればよいのかを覚えました。計算問題についても、良質な問題が講座のトレーニングテキストに掲載されているため、それを繰り返し解いて覚えました。
　試験は受験日を自分で決められますが、勉強を始めてから受験日を決めるのではなく、まず受験日を決めてから勉強を始めました。私は意志が弱いため、常に受験日を意識することで、緊張感を持って勉強していました。
　テキストはコンパクトで持ち歩きやすいため、常にテキストを持ち歩いて、通勤時間や休憩時間等のスキマ時間に取り出して繰り返し何度も読み込みました。重要論点のページには付箋を貼り、時間が無い時は付箋を貼ったページだけでも読むなどの工夫もしました。

ＣＢＴ受験について、感想と受験のコツや注意点を教えてください。

　ＣＢＴ試験自体が初めてでした。机に置かれた解答用紙を上から下に垂直方向に見る試験ばかり受験してきたため、モニターを水平に見て解答する試験には非常に戸惑いました。ＣＢＴ試験そのものの練習をしておけば、もっとリラックスして受験できたかなと思います。
　ＣＢＴの試験会場は様々な場所を選べますが、私は、税理士試験講座でよく通っていて馴染みがあった、ＴＡＣの教室を選択しました。見慣れた教室で受験することで、初めてのＣＢＴ試験でも、余計な緊張をせず、落ち着いて受験できたと思います。

対話力向上講習について

　対話力向上講習があるというのも、企業経営アドバイザー対策講座を受講した理由の一つでした。税理士試験の勉強をしただけでは身につかない、顧問先との対話力の鍛え方を学ぶことができました。これからの自分にとって、非常に役に立つ授業でした。すぐに税理士の仕事に活かせると思いますし、対話力向上講習で教わった練習方法で引き続きトレーニングを行い、今後もっと顧問先との対話がスムーズに行えるようになりたいと考えています。

これから資格をどのように活かしていこうとお考えですか？

　税理士事務所の名刺に肩書として書きたいのは勿論ですが、企業経営アドバイザーの学習で学んだことを顧問先とのコミュニケーションに活かして、具体的な数値を使いながら経営者と経営を一緒に考えていける、伴走者のような税理士を目指したいと考えています。

これから受講を検討されている方に、メッセージをお願いいたします。

　税理士登録したばかりのかたにとって、不足している知識を補完し、顧問先とのコミュニケーション能力を底上げする、良い資格だと思います。税理士試験で机に向かって勉強する感覚が残っているうちに勉強すると、無理なく合格できると思います。