合格者が語る!企業経営アドバイザーの魅力
小嶋 啓史さん
★資格取得者★
小嶋 啓史さん
電設資材卸売業
企業経営アドバイザー
Web通信講座・フルパック[財務入門付]受講
21年10月検定試験合格
繰り返しWeb講義を視聴し、仕事と両立。
「一回で合格する」という信念を持って取り組み合格!
企業経営アドバイザーの受講をされた理由は?
きっかけは会社の教育の一環で経営管理の研修を受ける機会があり、受講後に何かしら経営管理に関する資格を取りたいと思ったことです。
経営に関する資格といえば中小企業診断士ですが、初心者にはハードルが高過ぎると思っていたところ、雑誌で「企業経営アドバイザー」という中小企業診断士の入門的な資格があることを知り、インターネット経由で対策講座を見つけて受講しました。
選択したコースとカリキュラムの満足度、受講の感想を教えてください。
Web通信講座のフルパック[財務入門付]コースを受講しました。
どの講師も分かりやすい講義をされていました。特に「企業財務」の講義は分かりやすかったです。キャッシュフローの計算や企業価値等、テキストだけでは理解し難い内容を丁寧に説明されていて印象に残りました。
コンパクトにまとまったテキストは勉強する上で扱いやすく良かったです。企業経営・支援、財務、法務、生産管理、事業性評価と初心者にとってはボリュームがありましたが、図や表を交えながら表記されていたので分かりやすかったです。
試験対策については、過去問題が公表されていないのですが、各テキストでの設問、トレーニング、添削問題と実践問題も十分に網羅されていましたので満足でした。
「財務諸表入門」では基本的な用語の説明から、会計処理する上でのルールが網羅されていたので、初心者でも理解がはかどる内容となっていました。また講義レジュメは内容をコンパクトにまとめてあり、復習に役立ちました。自社の事業で活用していきたいと思います。
「財務入門」から始めて4か月間のカリキュラムでしたが、正直ボリュームがあり、ついていくのが大変でした。講義の中では大切なことや試験対策として重要なポイントをしっかり提示してくれておりました。最後に試験対策の総復習の講座があり、全体の理解を深める内容となっていました。
事業の運営において、これまでやみくもに根性論的な営業戦略というかスタイルを続けていたので、経営戦略での論理的な考え方、3Cや5フォースモデルなどで分析してアンゾフのマトリックス、PPMなどでしっかりまとめていくという考え方が参考になりました。また「企業財務」では管理会計、貢献利益という考え方で判断していくことの重要性が参考になりました。
1日の平均学習時間、学習の際に工夫した点がありましたら教えてください。
平日は約1時間、休日は約2時間、直前期の休日は約4時間学習しました。
Web通信講座を受講したのですが、先ずは当日講義分のテキストを軽く読んで講義に臨みました。平日は講義1回ないしは2回分、休日は1回から4回分程の講義を聴きました。その後、講義箇所のテキストを再度読んで復習しました。最後に設問を解いて一つの講義分の完了としました。試験1か月前くらいからは設問、トレーニング、添削問題を中心とした学習に切り替えて、理解して自分のものにするまで何回も繰り返しました。特に「企業法務」の暗記問題、「企業財務」の計算問題は6回くらい繰り返したと思います。問題を解く中で分からなかった内容は再度講義を聴くことで理解を深めました。Web講義では早送り機能やしおり機能を活用して効率的に学習することができました。
どの試験もそうですが、仕事と勉強の両立に苦労しました。平日はなかなか時間が取れない中、一日数十分でもいいので勉強時間をつくり、極力勉強しない日をつくらないようにしました。日中は昼の休憩時間を勉強時間に充て、夜は帰宅後の時間を大切にしました。昼休憩時はテキスト、設問、トレーニング中心の勉強を、帰宅後についてはWeb講義を聴くことが多かったように思います。
今回ぎりぎりの点数でありながら2科目合格できたのですが、やはり「一回で合格する」という信念というか執念を持って取り組んだことが結果として良かったのかなと思います。
CBT受験について、感想と受験のコツや注意点を教えてください。
まず事前の操作説明をしっかり確認してから試験に臨む必要があります。また、知識科目・実践科目とも時間にそれ程余裕がないと思われますので、分からない問題はとばして、先に進めていくことをおススメします。事前に時間の配分を考慮した問題対策をしておいたほうがいいと思います。
私は事前に時間配分を考えた対策を取っていたのですが、実際の試験では少しひねったような問題があり、制限時間ぎりぎりの試験となりました。画面上で問題を解かなければならないので、長文問題ではスクロールして問題を行ったり来たりする必要があり、少し戸惑いました。
対話力向上講習について
今回オンライン受講ということで非常に緊張しましたが、対話の進め方、傾聴姿勢、質問の組み方等を学ぶことができて、有意義な時間を過ごすことができました。
また一時ではありましたが他地域、他業種の方と交流する良い機会になりました。
業務上、経営者との対話というよりも客先、社員、関係先での対話において活用していきたいと思います。対話における質問一つにしても本題を単に質問するだけではなく、現状やそれに伴う影響、原因等さまざまな方向から探って課題終息に導いていけるよう努力していきたいと思います。
これから資格をどのように活かしていこうとお考えですか?
自社の経営管理に活用していこうと思います。事業を続けていると何かしら課題(売上が低い、利益が出ていない、人が定着しない等)が出てきます。講習で習った課題の分析方法や対話する際のコミュニケーションの取り方、傾聴姿勢、質問や提案の仕方を活かしてロジカルに解決に導いていければと思います。
これから受講を検討されている方に、メッセージをお願いいたします。
経営を続けていくためには売上、利益だけではなく、今後の戦略であったり企業法務や人・組織の管理、会社の価値であったり必要なことがたくさんあります。その企業経営の基本を3、4か月という短期間で体系的に学ぶことができます。資格取得の際も継続的な勉強は必要となりますが、難易度が高過ぎず、経営の入門として最適だと思います。