合格者が語る!企業経営アドバイザーの魅力
東 裕信さん
★資格取得者★
東 裕信さん
製造業勤務
企業経営アドバイザー
Web通信講座・フルパック受講
2021年10月(CBT試験)合格
対話力で学んだことを今後販売店やサプライヤーとやり取りをする際の注意点として役立てていきたい
企業経営アドバイザーの受講をされた理由は?
ちょうど経営リテラシーを身に付けるためにはどうすればいいか考えていたところ『PRESIDENT』誌の記事を読んで「企業経営アドバイザー」資格のことを知りました。
また、資格取得者体験記にミドル以上のビジネスパーソン向けの資格であることが記載されており、知識獲得の一環として受験しました。
選択したコースとカリキュラムの満足度、受講の感想を教えてください。
Web通信講座のフルパックコースを受講しました。
各科目とも内容に習熟したベテランの講師陣が丁寧かつポイントを絞って講義してくれる内容になっていたので、理解しやすく勉強をスムーズに進めることができました。1コマが20~30分とコンパクトだったので、講義動画を視聴する習慣が付けやすかったことも良かった点だと思います。
カリキュラムも、講義を見てテキストを学習し、トレーニングで問題に取り組むという構成が、ちょうど3ヵ月程度のモチベーションを維持しやすいコンパクトさで、ボリューム感もちょうどよかったです。
テキストは基本的な説明など分かりやすい内容になっており、また持ち運びしやすい小冊子サイズになっていたので、外出先で隙間時間に勉強するのにとても便利でした。
学習内容として企業経営の戦略フレーム、中小企業支援、企業財務の正味現在価値計算、キャッシュフロー計算、企業法務の会社組織・知財関連法規、生産管理の生産計画の考え方(PERT、アローダイヤグラム等)、事業性評価のローカルベンチマーク等大変勉強になりました。
1日の平均学習時間、学習の際に工夫した点がありましたら教えてください。
平日は約1時間、休日に約3時間、直前期は平日約2時間、休日に約5時間学習しました。
講師の方もおっしゃっていますが、複数回講義を聞いて内容を理解し記憶を定着させ、さらに複数回トレーニングに取り組んで問題に慣れることが重要だと思います。私の場合は、毎日朝出勤前と帰宅後に必ず講義ビデオの視聴、あるいはトレーニング問題をやりました。3ヵ月間で「事業性評価」を含む5教科のテキスト・トレーニング・演習を2回ずつ勉強しました。
「企業経営アドバイザー」に挑戦する直前に簿記2級を取得しており、この知識が財務・会計の勉強に大変役立ちました。なぜなら簿記2級合格のためには企業会計・原価計算に関する問題を相当数解いて解法を覚える必要があるからです。正味現在価値やキャッシュフロー計算以外はほぼ出題範囲が被っていると言っていいと思います。
私もそうですが、特にミドル層以上の方の場合は反復学習に勝る勉強法は少ないと思います。仕事が忙しいと勉強がおろそかになりがちですが、出勤前と帰宅後など毎日必ず少しでも勉強時間を確保して机に向かう習慣をつけることが、地味ですが合格への第一歩でしょう。
CBT受験について、感想と受験のコツや注意点を教えてください。
素晴らしいシステムだと思っています。試験日程・場所を柔軟に選択することができ、さらにそれを直前まで変更することができます。今回の試験では私は他の資格の勉強の都合もあり、試験日程を前倒ししました。今後、他の資格でも普及していってほしいと思います。
特に、難しい操作もありませんので特段のコツはないと思います。ただ1点あるとすれば簿記のCBTでもそうだったのですが、数値を入力する際にPCのスペックあるいはネットワークのスピードにより表示されるスピードに差があり、ボタンを押す回数が多くなって間違いに繋がるリスクがあるように思えました。
対話力向上講習について、感想をお聞かせください。
実務経験豊富な先生が実際の体験談を交えて講義してくださったので、分かりやすかった上に楽しく聴講できました。特に、中小企業の社長が一体どんな傾向をもってコミュニケーションを取るのか具体的に教えていただきました。
今後、販売店やサプライヤーとやり取りをする際の注意点として役立てていきたいと思っています。
ロールプレイングは実際に存在する会社の事例を取り上げており、臨場感のあるやり取りを展開できたのでとても勉強になりました。
これから資格をどのように活かしていこうとお考えですか?
中小企業診断士の勉強を開始したところ、「企業経営アドバイザー」で学習した内容とかなり重複している部分がありました。そういった意味で中小企業診断士の勉強を先んじて始めていたような形となり、大変助かっております。
これから受講を検討されている方に、メッセージをお願いいたします。
ミドル以上の年齢になってくると短期記憶力が弱くなるので「企業経営アドバイザー」で求められるような知識の獲得はあきらめがちかもしれません。ただ、この弱点は反復学習と我々が持っている実際のビジネス経験に結び付けて記憶を強化するという方法で、克服することが十分に可能です。是非チャレンジしてみてください。