合格者が語る!企業経営アドバイザーの魅力
柴田 大作さん
★資格取得者★
柴田 大作さん
金融機関勤務
企業経営アドバイザー
Web通信講座・フルパック受講生
21年3月(第8回)検定試験合格
ローカルベンチマークや経営デザインシートを活用した対話で企業を支援していきたい
企業経営アドバイザーの受講をされた理由は?
定期購読している同友館の「企業診断」の中で、企業経営アドバイザーの資格及びTACの対策講座の存在を知りました。中小企業診断士試験合格を目指して学習していますが、この資格がステップアップになると思ったことがきっかけです。
選択したコースとカリキュラムの満足度、受講の感想を教えてください。
Web通信講座のフルパックコースを受講しました。
科目ごとにスペシャリストの講師の方々が、丁寧かつ時にはユーモアを交えて説明してくださるので、飽きもせず大変楽しく学習できました。受講生が間違えやすい論点には、重点的な説明があるなどメリハリのある講義が印象的でした。
基本テキスト・トレーニングともにコンパクトにまとまっており、とても使いやすかったです。添削問題は出題パターンを学ぶ教材として活用しました。間違えた問題に×印、正解はしたが根拠が曖昧な問題に△印をつけて何度も解くことで知識を定着させることができました。
Webの基本講義は単元ごとに収録されていたため、集中力が途切れずに取り組むことができました。また10分のスキマ時間を有効に活用できる工夫がなされていると感じました。
「事業性評価」での学習内容は参考になりました。事業性評価(目利き力)に基づく融資の重要性を改めて認識することができました。「企業法務」の民法分野が難しかったです。特に、「債務不履行」「債権者代位権と詐害行為取消権」「不法行為、不当利得」のイメージが湧かず苦戦しました。講義を何度も視聴し、何とか理解を深めました。
1日の平均学習時間、学習の際に工夫した点がありましたら教えてください。
平日は1~2時間、休日に3~4時間学習しました。基本講義の繰り返し視聴(知識科目40時間、実践科目10時間)とトレーニングの復習を徹底しました。特に苦手の「企業法務」の基本講義はあえて通常スピードで合計14時間繰り返し視聴しました。
また、直前期は総まとめ講座の繰り返し視聴(知識科目計15時間・実践科目計6時間)と添削問題の復習に特化しました。また、仕事との両立のためにとにかくスキマ時間を徹底的に活用しました。特に、往復2時間の通勤時間には基本講義を何度も視聴していました。その際、基本テキストはコンパクトサイズで嵩張らず、電車の中で学習に非常に役立ちました。
受験を決意したのが本試験の2ヶ月前でしたので、いかに効率的に学習するかを意識しました。基本テキストのインプットは細かいところは気にしすぎずにスピード重視で、1ヶ月で1周しました。後半1ヶ月はトレーニングを繰り返し、理解が不十分なところは基本講義を再視聴しました。アウトプットの時間を多く確保したことで、緊張しすぎずに本番に臨めたことが勝因だと思います。
対話力向上講習について
金融機関の法人営業を約20年やってきましたが、講習でのロールプレイングを通じて、これまでの自身の対話の仕方の癖である「傾聴の姿勢が弱い」ことに気づきました。
事実、数値データや行動など、聞かれてすぐに答えられる、「特定質問」と、気持ちや思考など、質問に対する答えを自ら考えて、自由に幅広く答えられる「拡大質問」のバランスを意識して、対話の質の向上に取り組みたいと思います。
これから資格をどのように活かしていこうとお考えですか?
コロナ禍における国や都道府県の支援を活用するには、ローカルベンチマークや経営デザインシートを活用した対話が不可欠です。これらの事業性評価の手法を用いて、顧客企業や経営者が抱える真の経営課題を発見・整理し、解決策を提案できる人材となるべく、努力していきたいと思います。
これから受講を検討されている方に、メッセージをお願いいたします。
ビジネスパーソンとして知っておくべきスキルが体系的に学べ、経営の視点が身につく大変有益な資格だと思います。過去問が公表されていないので、TACのテキストと演習問題を信じて進めば、道は開けると思います。頑張ってください。