合格者が語る!企業経営アドバイザーの魅力
水村 聡さん
★資格取得者★
水村 聡さん
経営コンサルティング業務
企業経営アドバイザー
Web通信講座・知識実践パック受講生
2020年10月(第7回)検定試験合格
対話力向上講習で学んだことは経営者とのコミュニケーション力の強化につながります。
企業経営アドバイザーの受講をされた理由は?
TACで中小企業診断士講座を受講しておりますが、「企業経営アドバイザー」という資格があることをTAC校舎内の掲示板で見かけたことがきっかけです。
パンフレットを入手し、企業経営アドバイザー試験について調べてみると、かなりの部分で中小企業診断士と学習内容が重複していたため、中小企業診断士の試験勉強や受験の弾みにもなると思い、受験を決意しました。
選択したコースとカリキュラムの満足度、受講の感想を教えてください。
Web通信講座の知識実践パックコースを受講しました。
中小企業診断士の講座(Web通信講座)で受講したことのある講師が担当している科目が多く、説明がわかりやすいことや話し方も知っていたため、安心して講義に取り組むことができました。
基本テキストにも設例があり、講義内容をすぐにアウトプットできただけでなく、難易度も無理のないレベルに設定されていたため、スムーズにトレーニングや添削問題に入ることができました。
Web講義が細分化されていることも良かったです。1回が約30分にまとまっていたので、電車の中や入浴中、運動中など、ちょっとした時間で、Web講義を何度も視聴することができ、理解を深めることができました。
実践科目(事業性評価)のうちの、「事業性評価に基づく融資」や「事業計画」の内容はとても有益でした。中小企業診断士の試験範囲にはない一方で、仕事で参考にしたい内容(銀行が融資の際に評価する内容など)が含まれているためです。実践科目(事業性評価)のうち、トレーニングや添削問題にある事例問題は、事例形式の記述問題のため、正解が1つとは限らず、模範解答以外にも考えられる解答内容はないか検討するのに苦労しました。
1日の平均学習時間、学習の際に工夫した点がありましたら教えてください。
平日は2時間、休日は約3時間学習しました。直前期には休日は約5時間の学習時間でした。
知識科目に関しては、講義を聞き基本テキストの内容を一通り理解したところで、テキストの設例やトレーニング、添削問題を繰り返し解きました。
実践科目に関しては、学習内容を体系図として基本テキストの余白ページに記載していました。実践科目は1度不合格だったのですが、敗因は実践科目は知識科目よりも基本テキストの内容の覚え込むところが不十分だったことでした。そのため、2回目の受験の際は基本テキストの記憶の定着を1回目の受験時よりも重点的に行いました。
朝と夜の通勤電車の中で、テキストの理解やトレーニング・添削問題の演習を行っていました。また、講義は1度だけでなく何度も聞くようにし、理解が不十分な論点は入浴中にBGM代わりに聞くこともしていました。
対話力向上講習について
ロールプレイングにて経営者役を演じたことで、経営者はコンサルタントの発言や態度からどのような捉え方をしているのかを知ることができました。改善策の視点がコンサルティング業務に大きく役立っています。
改善策の提案に必要な視点、傾聴の姿勢、経営者の要望、ヒアリングの際に気を付けることなど、何となく曖昧に捉えていたことが具体的な形で学べたことで、経営者とのコミュニケーション力の強化につながると思います。
これから資格をどのように活かしていこうとお考えですか?
銀行や取引先が融資や取引の際にどのような部分を重視して評価しているのか、経営者はどのようにコンサルタントの言動を捉えているのかを踏まえ、この資格で学んだことを今後のコンサルティング業務に活かしたいと思います。
これから受講を検討されている方に、メッセージをお願いいたします。
「企業経営アドバイザー」は、中小企業診断士を受験する際の中間的なステップになると思います。中小企業診断士をいきなり目指すとハードルが高いと感じた場合、中間的な資格として「企業経営アドバイザー」の受験を検討してみる価値はあると思います。