2024年(令和6年度) 1級土木施工管理技士
第一次検定・第二次検定<講評・参考解答>
令和6年度 1級土木施工管理技術検定の情報を更新していきます。
令和6年度 1級土木施工管理技術検定
<講 評>
第二次検定 合格発表を受けての総評(2025年1月10日公開)
1月10日(金)に1級土木施工管理技士 第二次検定の合格発表がされました。
合格された皆様、本当におめでとうございます。
全国建設研修センターからの発表内容を受けて講評を致します。
第二次検定結果
〇受験者数 27,220名 (前年差 -84名)
〇合格者数 11,224名 (前年差 +2,164名)
〇合格率 41.2% (前年差 +8ポイント)
〇年齢別
・25歳~29歳 27.1%
・30歳~39歳 34.8%
・40歳~49歳 23.0%
・50歳~54歳 8.4%
・55歳以上 6.6%
〇男女別
男性 89.8%
女性 10.2%
〇合格者のうち2級土木施工管理技技術検定合格者が占める割合 52.5%
第二次検定結果を踏まえての講評
受験者数は昨年に比べて84名減りましたが、合格者が2,164名増えました。
技術検定の改定により経験記述の内容が1題追加されたことで、困惑された方が多かったと思います。しかし、技術者不足という現実に変わりはないため、どれだけ試験問題が難しくなったとしても、「合格者数を大幅に減らす」ということは無かったことが、この試験結果からわかります。
10月7日の講評では「やや難しい」という評価をしました。問題2と問題3の必須問題が2次検定の過去問から出題されていない項目でしたので、経験記述を含め、例年に比べて難しい印象を受けました。しかし、合格点は変わらず60%であったため、経験記述の採点が例年に比べ易しくなったのではないかと思われます。
TACの講義について
TACの講義では経験記述を含め過去問を中心に講義を行っているため、
問題1「安全管理」
問題4「暑中コンクリート」
問題5「土の締固めの品質管理」
問題6「移動式クレーンの安全管理」
問題8「切梁式土留め支保工内の掘削」
問題9「コールドジョイントの発生対策」
問題11「騒音、振動を防止するための対策又は調査」
受講生のみなさんは、上記の問題は高得点を狙えたと思います。
令和7年向けの講座では、今回新しく出題された経験記述のテーマや新規問題に加え、一次検定で出題された問題も加えて講義を行います。また、経験記述の添削では「再添削」サービスも新たに導入し、皆さんの経験記述対策をさらに充実させます。
令和7年度試験にチャレンジする方へ
令和7年度 二次検定試験に向けて行うことは3つあります。
1.経験記述の準備
今年度より2題出題されるようになりました。頻出の「安全管理」「品質管理」に加えて、「施工計画」「工程管理」「出来形管理」「仮設計画」などの内容も準備しておく必要があります。
2.苦手科目の早期学習
今年の試験は10月5日(日)です。まだ時間はありますが、得意な科目が試験で問われなかったときのことを踏まえて苦手な科目を先行して勉強することで、選択問題で回答できる幅が増えるので、苦手科目は早めに取り掛かる必要があります。
3.2次検定の過去問に加えて一次検定(施工管理法)の問題も解く
令和6年の試験では、一次検定で出題された内容が、二次必須問題である問題2と問題3で出題されました。令和7年に向けては、二次検定の過去問を行うことはもちろんのこと、一次検定 午後の部の施工管理法の問題を解いておくことで、新規で出題される問題も対応できる可能性が増します。
上記の3つを先行して行い、アドバンテージを取っておけば、必ず合格に近づくはずです。
一次検定から受験される方は、未経験の方を含め、早めに対策のスタートを切れるように、TACでは2025年2月から早期講座が開講します。確実に合格するために、ぜひ早めに試験対策を始めることを強くオススメします!
第二次検定 講評・解答速報(2024年10月8日公開)
令和6年度 第二次検定 について簡単に解説
経験記述の変更点や試験の難易度・解答例について、約10分でお話します。
(2024年10月8日収録、1級土木施工管理技士講師:平野)
解答速報一覧
第二次検定 解答例
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令和6年度 1級土木施工管理技士 第二次検定
2024年10月6日(日)に実施された令和6年度 1級土木施工管理技術検定 第二次検定の解答例を公開します。本試験の振り返りにご活用ください。