合格者が語る!企業経営アドバイザーの魅力
小池 峻一朗 さん
★資格取得者★
小池 峻一朗 さん
金融機関勤務
企業経営アドバイザー
テキスト購入|基本学習セット
2024年検定試験合格
得た知識を実際に
取引先への課題解決に活かして行きたい!
企業経営アドバイザーを受講された理由は?
勤務先のイントラネットで企業経営アドバイザー資格の説明や受験方法、受験科目、資格取得後の活用方法などが詳しく掲載されていたのを目にしたのがきっかけです。
TACや日本金融人材育成協会のHPで合格者の体験談や内容を見て、今の仕事に大いに活かせること、また経営の知識を体系的に学び、傾聴力などより実践的なスキルを身につけられることに魅力を感じました。
受講した感想をお聞かせください。
テキストのみの基本学習セットで学習しました。企業財務および事業性評価は、日常業務と大きくリンクしており、ただの丸暗記ではなく内容をしっかり理解することができました。
特に事業性評価のローカルベンチマークや経営デザインシートは、取引先をモデルとして実際に数値や内容を当てはめることで、より実践的に学ぶことができました。
一方、生産管理は業務と関係がなく、ライン生産や生産プロセスなど製造業の内容についてはこれまであまり耳にすることがなかったため、馴染みがなく理解するのに時間がかかりました。最終的にはほぼ丸暗記になってしまいました。
1日の平均学習時間、学習の際に工夫した点がありましたら教えてください。
平日は約1時間。休日は約2時間、直前期は平日を2時間に増やして学習しました。 私の場合、科目ごとに8割の得点を目指し、1科目のテキストを読んでから1科目の問題集に取り組み、次のテキストと問題集に向けて学習する。このサイクルを4周繰り返しました。
小さな子供がいるため、まとまった勉強時間を取るのは難しかったですが、通勤などの隙間時間を活用してテキストを繰り返し読んで理解を深めました。テキストは非常に簡潔で理論的にまとめられており、暗記に頼らずに理解することができました。週末にまとめて勉強するよりも、毎日コツコツ1時間でも勉強することで確実に力がつくと感じます。
テキストだけで学習したので、他の資格よりもアウトプットの絶対数的に不安でした。しかし、職業柄、学んだことが実際の業務に直結する場面がありました。特に会社の決算分析時には「企業財務」で学んだ内容を活かしたり、顧客との会話中には「企業法務」で学んだことが話題になったりすることがあり、より実践的なアウトプットが可能であることを実感しました。
仕事中も意識することで、勉強内容が業務に直結する部分や重複する部分があることに気づきました。そのため、常にテキストを持ち歩き休憩時間などに振り返ることで、「ああ、そういうことだったのか」と理解が深まることがありました。
勉強と仕事を切り分けることも大切ですが、関連付けて学ぶことでより覚えやすいと感じました。
CBT受験について、感想と受験のコツや注意点を教えてください。
簿記検定など他の試験経験があるため、今回も同様の進め方でできると予めイメージできましたし、苦手意識もありませんでした。しかし、今回の試験は過去問がなく受験対策が難しかったです。
試験時間の割に問題数が多いため、各問題にかける時間を逆算して解くことが重要だと思います。サンプル問題をペースメーカーとして活用し、テキストや問題集を忠実に理解することがポイントです。丸暗記を避け、理解を深めることが試験対策に有効です。
対話力向上講習について
講師の話に出てくる具体的な企業をサンプルとして使うことが多く、私自身もイメージしやすく、取引先を連想しながら学ぶことができました。グループワークでは、異なる職業の人々からの新鮮な意見やアイデアが非常に魅力的でした。
仕事上必要な、社長や経理から課題を引き出すための傾聴力が身についたと感じます。また、社長への質問や対話の進め方、切り返しの技術など、実践的な対話力を学ぶことができました。
今後は、融資のヒアリング時に社長からの情報を引き出す応酬話法として活かしていきたいと思います。
これから資格をどのように活かしていこうとお考えですか?
顧客への信頼性の向上として、積極的にアピールしようと思います。また、知識科目で得た内容を実際に取引先への課題解決に活かして行きたいと思います。
例えば製造業には生産管理で学んだ知識を、M&Aを検討している企業には、方法の種類と特徴を伝えたいと思います。
これから受講を検討されている方に、メッセージをお願いいたします。
他の試験と比べて、企業経営アドバイザーの試験範囲は非常に幅広いため丸暗記では対応できず、確実に理解しないと解けない問題が多いです。しかし、対話力向上講習を含めて、これほど実践的な資格はないと思います。
確実にビジネスの中で自分の価値が上がるということを信じ、前向きに取り組んでください。