講師からの激励メッセージ

今年も本試験が近づいてきました。受験勉強中は、多くの方が、学習しても忘れてしまったり、点数が思うように取れなかったりと、悩みが尽きない状態になるわけですが、それを乗り越えて、ここまでやってこられた皆さんは、すでに合格に手をかけている状態といえます。ですが、油断は禁物です。試験直前のこの時期の集中力は、そのまま試験結果へと直結しますので、最後まで集中を切らさずに学習を続けましょう。いつの年も合格するのは「最後まで努力し続けた人」です。皆さんも頑張って下さい。

過去を振り返ると自分の人生の転機がよくわかります。思えば私にもこれまで何度か運命を変える出会いや出来事があったように思います。税理士試験への挑戦も開業もその一つでした。みなさんは今、自分や家族の未来を切り拓くためのチャレンジをしています。この壁を乗り越えた時、あなたの何かが変わっているでしょう。今は不安でいっぱいで辛い時期だと思いますが私達がいつでもそばにいることを忘れないで下さい。正しい努力がふさわしい結果を運んでくれると思います。2024年という年があなたにとって忘れられない記念の年となるよう祈念しています（笑）。

税理士試験に係る会計科目については、受験資格の制限がなくなりました。株式市場も回復傾向にあり、世の中、前に進み始めていますが、気を抜いてはいけません。落とし穴はいっぱいあります。試験も同じです。
残り少ない試験までの時間を、有意義に過ごしてください。
ガンバレTAC受験生、合格に向かって進め！

税理士は、一生モノの国家資格ですから、試験合格にはそれなりに苦労するはずです。楽して合格できる道はありません。だから今、とても苦しい思いをしながら勉強していると思います。それでも、「あの時あんなに大変だったけど、努力してよかった、頑張り続けて正解だった」と、合格してから、税理士になってから、何年経っても思えるはずです。自分のこれからの人生のために、いまできるすべてを尽くす。結果は必ずついてくる。

これからの時期は、本試験までの日数を指数えて不安で落ち着かないと思いますが、しっかりと目標を立てて勉強に集中することが大事です。暗記すべき理論はけっして削らないで下さい。計算問題は細かな点までは気にしないで基本論点を落とさないようにして下さい。試験前日に再確認する論点も用意して下さい。この時期の頑張り次第で合否が決まるといっても過言ではありません。悔いの無いように最後の踏ん張りをして下さい。それと、体調管理にも注意して下さい。

皆さん、こんにちは。本試験まであと少しとなりました。これからやるべきことは、①自分が良く間違えてしまう問題の見直し（併せてテキストなどで周辺知識も確認すると良いと思います）。②理論暗記の不完全部分の再暗記をして、理論計算とも精度を高めていくことです。
苦手としているところが、出題されるかもしれません。最後まで諦めず、悔いのないように頑張ってください！

本試験まで残り僅かとなりました。この時期になると、解き直し中心の勉強になり、気持ちがダレたり、焦りもでてくると思います。計算については、普段の慣れが本番でしないように、解き直しの問題であっても、問題文をよく読んで、読み飛ばしをしないように解いてください。理論については、丁寧な暗記を心掛けてほしいですが、押さえきれていない理論は、簡潔に説明できるようにしましょう。
上記の点に気を付けて、取りこぼしのないように総仕上げをしましょう。
①もう一度テキストを読み返す
②よく間違えた論点の確認
③最近確認していなかった論点の見直し
アウトプットについては、
①答練の解き直し
②苦手な出題形式の問題の解き直しをしましょう。
まだ時間はあります。計算もたくさん解けます。理論もまだ頭に詰め込めます。自分を信じて、本試験まで、頑張り通してください。思いは通じます。ファイト！

AIが進化して、何でも回答してくれるというが。その回答の正否は、基礎的知識がないと判断できない。確定申告会場で、係員から受けたアドバイスに従って申告した。後日、通達等を確認し、もっと有利な選択があることを知り、更正の請求をしたが認められず、不服申立をした納税者の主張は棄却された。申告内容は、納税者自身の選択によるものだから、アドバイスが不十分だとしても、リカバリーはできない。AＩのアドバイスでも同様の事態は起こりうる。今、必死に知識を蓄えようとしている税理士受験生のあなたこそ、そのような事態を防止できる、社会に必要な存在だ。

直前期に入り、日々全力で学習に取組まれていることと思います。
『今日は計算問題を何時間やった』『理論を何題暗唱した』というのは確かに達成感がありますし、反復練習・詰込式学習は効果があります。
しかし、基礎が固まってきたこの時期からは「作業」ではなく、脳に汗をかかせる勉強法に切替えましょう。「何が論点か」を考え、「このテーマはここがポイント！」「要約するとこういう事！」と言えるようにしていきましょう。頭を使って『整理』することで自信がつき、合格の可能性が格段に高まるのではないでしょうか。