USCMA試験 合格体験記|志津 直樹さん
USCMAを目指して
志津 直樹さん
北海道大学
会計専門職大学院 卒業
DATA BANK
Part1(財務計画、業績管理と統制) | 390点(2019年9月/1回目) |
Part2(財務的意思決定) | 370点(2019年9月/1回目) |
- Q1 USCMA試験にチャレンジしようと思われた理由やきっかけは?
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公認会計士試験に合格後、大手監査法人で上場企業などの法定監査業務に従事してきました。その後、コンサルティング会社に転職し、現在は、デュー・デリジェンスやバリュエーション業務に従事しています。この他、クライアントの内部監査支援や経営コンサルティングのような業務もあり、中には海外に拠点を置くクライアントもあります。このような環境下で、管理会計に特化し、経営コンサルティングに必要な知識を英語で学べるUSCMA試験にチャレンジし、自身のスキルアップを図り、今後の業務に活かしたいと考え、USCMA試験の受験を決めました。
- Q2 学習開始時の英語力・会計知識は?
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会計知識:公認会計士、USCPA試験合格
英語知識:TOEIC® L&R Test 910点
- Q3 TACをお選びいただいた理由は?
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USCMAの資格を知るきっかけはTACのパンフレットでした。USCPA試験でTACには大変お世話になり、無事に合格することができました。試験内容が重複する部分が多く、効率良く学習が進められると考え、TACを選びました。
- Q4 TACの講座でよかったところ
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USCPAのBECの講義は、豊富な講義量と講師の方のわかりやすい解説により、テキストの各論を確実に理解することが出来ました。その理解を前提として、適量の問題演習が行えるように問題集が用意されているので効率的に学習を進めることが出来ました。
USCMAの講義は、USCPA試験との相違やUSCMA試験で問われる内容に絞った解説だったので、メリハリをつけて復習することができました。また、紙ベースの問題集やMOC(オンライン上での模擬試験)が教材に含まれていましたので、細切れの時間を使ってコツコツの学習を進めることができました。
- Q5 合格までの学習期間は?
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約4ヶ月(2019年6月〜2019年9月)
- Q6 合格までの学習法
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Web講義でしたので、Part1とPart2のそれぞれの講義を2倍速で再生し、集中して内容の理解に努めました。最初は速く感じますが、スピードに慣れると問題なく聞き取れました。講義は休みの日をメインに受講し、USCPA試験のBECの内容を思い出すために、短期間でまとめて視聴しました。これにより、USCMA試験の特徴を把握しました。
選択問題については、問題集をひたすらコツコツ毎日少しづつ進めていきました。USCPA試験では問われない内容も出てくるので、その都度、論点をテキスト等で確認し、間違った問題や苦手な論点をストックしていきました。問題集を1回転した後は、間違った問題や苦手な論点を中心に復習しました。
記述問題については、問題集を中心に論点や解答例の表現等を一通り確認し、自分で書けそうな英語を中心に覚えるようにした。
試験直前は、MOC(オンライン上での模擬試験)にチャレンジし、試験の感覚をつかみました。その後、試験日までは、今までの復習を空いている時間を使って進めました。
- Q7 受験手続・受験時のエピソードなど
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受験手続については、TACの受講生サイトの情報によりスムーズに進めることができました。USCPA試験に比べ、受験までの手続に苦労することはなく、短期間で受験することができました。
受験にあたり、USCPA試験の知識が使えるので、効率的に学習を進めることができましたが、BECの試験から1年が経過していたので、思い出すには少し時間が必要でした。また、BECの試験ではあまり問われない論点もありましたので、その点はしっかり学習する必要もありました。
試験勉強を始める直前に子供が産まれたため、子育てや仕事と両立しながらの試験勉強となり、時間を工面するのが今まで以上に大変でした。仕事の後、子供が寝ている時間を利用し、短時間で集中して勉強を進められたのは、メリハリがついて良かったと思います。
- Q8 学習したことが業務において役立っていることはありますか
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USCMA試験の内容は、管理会計に特化した学習領域ですので、経営コンサルティングに関連する知識を体系的に学ぶことができました。基礎知識の再認識と合わせて、英語による表現を学べたことで、経営コンサルティングに関連する国際業務にも活かせると考えています。
現時点では業務に直接的に役立っていることは多くありませんが、今後、国際業務に携われる機会に活かしていきたいと考えています。
- Q9 これから合格を目指す方へのアドバイス
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USCMA試験は、管理会計に特化した2科目であり、それぞれの科目の学習内容は、USCPA試験よりも深くなっており、また、出題形式も記述問題の割合が多くなっています。ただでさえ、専門用語を英語で覚えたり、理解したりするのは大変なことだと思います。さらに、それを英語で書くというのは、よりハードルが高いことと思います。
また、4時間の試験中、休憩時間はなく、トイレ休憩等を取る場合には、時間はカウントされたままとなってしまいます。 このような条件の中で、USCMA試験に合格するためには、試験日から逆算して、無理のない範囲でコツコツと学習を進めることと、試験当日の時間配分(トイレ休憩等含む)をイメージして練習しておくことが大事だと思います。 大変な試験とは思いますが、学習内容はビジネスにおいて非常に有用なものであり、また、そのスキルを英語で身に付けられるということは、とても良いスキルアップになると思いますので、合格を目指して頑張ってください。
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