USCMA試験 合格体験記｜門松　倫洋さん

5年前にUSCPA試験に合格し、しばらくして経理の仕事に転職しました。2年ほど経理業務を経験した後、昨年の6月に財務の仕事を担当することになったのですが、当然それまで経験してきた経理と財務の仕事は異なります。経理は過去の記録を行いますが、財務は予算作成や財務分析など会社の将来に関することや内部的なことを業務としています。このため、財務の業務に必要な知識を勉強しようと思ったところ、ちょうどこれに当てはまる資格としてUSCMAのことを知り勉強することにしました。

会計知識については、日商簿記検定2級と、USCPAを持っていました。英語に関しては6～7年程度翻訳業をしていたことがありました。

USCMAの講座があるのがTACだけだったからです（笑）。

1.TACの講義・教材
5年前にUSCPA試験に合格しましたが、USCMAを学習しようと思ったときには、ほとんど内容を忘れており、最初からの学習となりました。
TACの講義は、USCMA試験に必要な内容を細かく丁寧に講義していただいていたので、知識がクリアになってよかったです。GLEIMの問題で分からないところが出てきてもTACの講義を見ることでカバーすることができました。
2.GLEIM（紙とオンラインの両方で学習できる本試験予想問題集）
紙の問題集は1回だけ一通り解き、あとはオンラインの問題演習を繰り返し行いました。本番の試験ではPart1についてはGLEIMで演習した内容がそのまま出ていたように思います。Part1については今年の試験から新分野として財務会計が入りました。財務会計については過去問がない状態でこのGLEIMの予想問題が頼りでしたが、本番では知らないものは出題されず、GLEIMで十分対応できたと思います。
Part2については、科目の難易度が高くGLEIMの問題集も本番の試験も難しかったです。ただ、合格できていたので対策としては十分だったと思います。

9ヶ月です。2014年の10月から学習を開始しましたが、最初はPart1、Part2とも並行しながら勉強をしました。5月にPart1、6月にPart2を受験する予定でしたので、3月からはPart1に絞って学習しました。
Part2はPart1の受験から1ヶ月後の6月に受験し合格しました。

全体的な学習方法としては、講義を見る ⇒ GLEIMで問題演習 ⇒ わからなかった分野についてまた講義を見る ⇒ 試験直前はオンラインのGLEIM演習を何度も繰り返すという流れで行いました。
CMAは記述問題がありますが、難しい英語で書く必要はないということをTACの講義の中でおっしゃっていただいていましたので、シンプルに書きました。記述問題については苦手だという意識はありませんでした。記述問題はTACの講義やGLEIMの問題集よりも簡単な問題が出たと思います。
GLEIMの演習ソフトは、分野別に問題を解いたり、ランダムに問題を抽出して演習することができます。普段は分野別に演習をし、必要な知識を固めていきました。試験直前になると本番の試験を想定してランダムに問題を解くことで十分試験に対応できる力をつけることができました。試験時間が長いので、試験前の休日には実際のテストと同じ問題数を解くことで、集中力を養いました。

日本のプロメトリックセンターでの受験は初めてでしたが、特に困ったことはありませんでした。計算機はフロントで貸してくれますし、計算用紙も3～4枚もらえます。足りなくなったら言ってくださいと言われましたが、これだけで十分でした。
また、USCPA試験と違ってUSCMAは予約が取りやすかったです。プロメトリックセンターは、USCMAの受験者だけでなくいろいろな試験の受験者が来られています。Part1の時は静かだったのですが、Part2の時は何かの試験の受験者が多くいらっしゃって、キーボードをたたく音がかなりうるさかったです。会場にヘッドセットがありますが、それを耳栓代わりにつけてもまだ音は気になりました。
また、Part2受験の時には、出張が入った関係でもともと予定していた日程より1週間早く受験をするように日程変更しました。これに5,000～6,000円もかかったのは痛かったです。

USCMAは財務の仕事をする方にはそのまま使える知識をたくさん学ぶことができる資格です。仕事上必要な予算作成や財務分析などについてはUSCMAの知識がそのまま使えて非常に役に立ちました。
TACの講座は、講義についは必要な内容が細かく解説されていますので、最初に講義を見るだけでなく、問題をやっていて知らない知識が出てきたら、再度DVDを見ることで知識をクリアにしていくことができます。教材として入っているGLEIMのオンライン問題演習を合わせて行うことで十分合格することができますので、これから学習しようと思われている方にはTACの講座をおすすめします。