不動産鑑定士 合格体験記|K.Wさん

【合格の秘訣】 深く理解すること

K.Wさん

K.Wさん
(20代)

DATA BANK

受講コース 上級本科生
受講形態 教室講座
受験環境 受験専念
受験回数 【短答式試験】合格までの受験回数 2回
【論文式試験】合格までの受験回数 1回
学習期間 TAC受講期間以外も含めて 1年6ヵ月
学習期間中、TAC受講期間 1年6ヵ月
得意科目 【経済学】
計算やグラフを使用する問題に抵抗がなかったため
不得意科目 【鑑定理論(論文)】
暗記の精度が求められるため
不動産鑑定士を目指した理由・きっかけ・動機

専門性を身に付けたかったからです。前職では建築関連の仕事をしていたため、全く関連のない業界よりも近い業界で働こうと思い不動産に興味を持ちました。その中でもプロフェッショナルとしての働きができる不動産鑑定士に興味を持ち、受験を決めました。

独学ではなく受験指導予備校を利用することに決めた理由

論文式試験では客観的に採点してもらうことが重要であるため独学は考えていませんでした。傾向の分析や、勉強計画の作成は予備校が得意としていることなので、そこはお任せして自身は学習に時間を使うのが効率的だと思います。

TACを選んだ理由・決め手

受講者数が圧倒的に多かったためです。仮に他の予備校では触れているがTACでは触れていない範囲が試験に出たとしても、受験者の大多数ができていないのならば相対的にダメージは小さくなります。範囲が膨大な試験のため、信じる予備校を一つ決めて、出されたものだけを取りこぼさないことが重要だと考えていました。

受験時代の苦労・失敗談、勝因と敗因

暗記科目には苦手意識があったため不動産鑑定士の勉強はとても苦労が多かったです。暗記のコツを見つけていくことに必死でした。最終的に自分がしっくりきたのは、①文章の意味を徹底的に理解することで文章の構造を把握すること、②音読で体に染み込ませることの二つでした。書いて覚えることはしませんでした。

効果的な学習方法

直前期になるにつれ1周するスピードを上げていく必要があるため、回す範囲の圧縮が重要だと考えています。このため、範囲が膨大なテキストは殆ど使わず答練中心の学習をしていました。答練では同じような問題を重複して出題することもあるので、どちらかを外すか1枚にまとめ直していました。全範囲を網羅できるならばそれに越したことはないですが、自分の場合記憶力に自信があったわけではないため、やると決めた範囲を繰り返し、確実に使える知識を増やしていくことを優先しました。

フォロー制度の活用方法と良かった点

直前期は自宅で学習していましたが、それまではロッカーを契約して自習室で学習していました。熱心な受験生の中で勉強するだけで、不思議と自分の集中力も上がるため勉強が捗りました。通える方は是非活用して欲しいと思います。

TACを受講して良かった点①(講師について)

各科目レベルが高い講師陣が対応されていますので信じて粛々と講義をこなしていけば合格に近づくはずです。要注意論点の解説やヤマ当てのセミナーなども行われるため要チェックです。講義後には質問をし易い雰囲気もあります。講義でわからなかった点の質問や学習の相談にも熱心に対応していただけました。

TACを受講して良かった点②(教材(答練・テキスト等)について)

各科目総まとめテキストのクオリティーがとても高いので、これらを回すだけで一定の力がつくと思います。鑑定理論特効ゼミについている暗記チェックブックも非常に使いやすかったです。

TACを受講して良かった点③(カリキュラムについて)

科目ごとに答練の開始時期が異なりましたが、アクセスとうまいことスケジュールがばらけていたので、特定の科目をほったらかしにするという状態にはならなかったのが良かったです。

全国公開模試の活用方法や受験して良かった点

練習ではなく本番のつもりで仕上げていく方が良いと思いました。自分の立ち位置を把握できる機会はそこしかないので、3日間使って本気で臨みました。本試験の予想問題が出題されるという以上に、3日間の過ごし方を学ぶ場としての意義が大きいと思います。

オプション講座の活用方法や受講して良かった点

公文先生の民法過去問講義とアクセスβが良かったです。論点を横断的に学習できたため民法という学問に対する意識が変わりました。扱う問題は本試験で出題される可能性の高い問題が中心となっていましたので本試験対策としてもとても有用でした。

直前期の過ごし方

圧縮した教材をひたすら回しました。鑑定理論は学習が遅れていたため出そうな論点を20種類ほどに絞り、そこだけでも完璧にしていこうとしました。生活面でいうと、運動は脳を活性化させリラックスもできるので、一日30分のランニングを欠かさずやりました。

本試験当日のエピソード

二日目の会計学と鑑定理論が上手くいかず、不安で余り寝れませんでした。不安を解消する方法は暗記の確認しかないので、一分一秒惜しんで三日目の準備をしました。三日目の終了時、手応えがあったか正直わかりませんでした。ただし、三日間通してできることをやりきったという満足感だけはあったので後は信じて待ちました。

これから目指す方への応援メッセージ

不動産鑑定士は暗記試験と言われていますが鑑定理論以外については理解で対応できるところが多いとわかりました。もちろん暗記が得意な方には相性の良い試験であるとも思います。ですが理解派の学習をする方にもチャンスがある試験だと感じました。誰にでも平等にチャンスがある試験なので諦めず頑張ってください。

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