不動産鑑定士 合格体験記|望月 太一郎さん

【合格の秘訣】 TAC教材の問題を満点に近づけたことです

望月 太一郎さん

望月 太一郎さん
(30代)

一発合格

DATA BANK

受講コース 論文本科生
受講形態 Web通信講座
受験環境 働きながら
受験回数 【短答式試験】合格までの受験回数 1回
【論文式試験】合格までの受験回数 1回
学習期間 TAC受講期間以外も含めて 1年5ヵ月
学習期間中、TAC受講期間 1年2ヵ月
得意科目 【鑑定理論(演習)】
正解・不正解が明確で、得点源にできる科目だから。
不得意科目 【鑑定理論(論文)】
暗記量が非常に多い科目だから。
不動産鑑定士を目指した理由・きっかけ・動機

不動産業務を行うにあたり、その価格形成を客観的に分析できる専門的な能力を獲得したいと考えたからです。また、私の職場周辺では不動産鑑定士がほとんどおらず、その稀少性も魅力に感じました。

独学ではなく受験指導予備校を利用することに決めた理由

独自に不動産鑑定評価基準を読み進めることで、解釈を誤ってしてしまうといけないと考えたからです。また、可能な限り最短ルートで合格を勝ち取りたかったため、独学で必要になる参考書選びや試験に関する情報収集の時間を省略したかったからです。

TACを選んだ理由・決め手

TACで公開されている無料体験講義の中で、鑑定理論担当の高橋先生の講義がとても分かりやすかったからです。また、合格者に占めるTAC生の割合が非常に高いため、TACで勉強することにより自分の競争相手を把握できると考えたからです。

受験時代の苦労・失敗談、勝因と敗因

私は、直前期まで基準や論証例の暗記を蔑ろにしており、答練で思うように点数をとることができませんでした。答練の採点にて、「理解はできていると思いますが、もっと基準の言葉を引用しましょう。」とコメントをいただき、ようやく暗記の大切さに気付かされました。

仕事や大学と不動産鑑定士試験の勉強と両立法

仕事と勉強の両立においては、隙をみつけて勉強をし、時間を無駄にしないよう意識しました。例えば、お風呂に入る前に鑑定理論の問題を1問見て、お風呂に入りながらその問題の答案構成をしたり、通勤中の車の中で講義の音声データを聞いたりするなどしました。

効果的な学習方法

私の学習における戦略の柱は、「TACの教材以上に手を広げない」、「TACで出題された問題は全て満点がとれるようになるまで解く」、「知識を1つの資料に集約する」というものでした。他予備校や参考書、ネット上の情報はつとめて見ないようにし、TACで学んだことを100%自分で再現できるように努めました。そして、基本講義や総まとめ講義、答練で学んだ情報を漏れなく1つの資料に集約し、それを毎日毎日繰り返し読んだり、書いたりすることで、知識の定着を図りました。本試験の2週間前には、「もうこの勉強は飽きてきたな。」と感じるようになりました。ここまでくると、焦りも不安もなく、「本番で自分が分からない問題は皆も分からない。」と自信を持てるようになりました。

フォロー制度の活用方法と良かった点

非常に助かった点は、ZOOMを使って先生方に直接質問・相談ができたことです。私は通信生でしたので、周りの様子が分からず不安でしたが、ZOOMを通じて質問・相談をさせていただくことにより、その不安が払拭されました。

TACを受講して良かった点①(講師について)

鑑定理論については、実務家の先生の講義が大変分かりやすく、ただ丸暗記するのではなく、現場実務を具体的にイメージしながら記憶することができました。教養科目の先生方は、鑑定士試験を熟知されていらっしゃるので、試験上優先的に勉強すべき部分と比較的優先度が劣る部分とのメリハリをつけてくださったので、勉強がしやすかったです。

TACを受講して良かった点②(教材(答練・テキスト等)について)

TACのテキスト等には、合格に必要な知識がすべて記載されています。私は、各テキストや答練の解答解説に記載されている知識を1つの資料に集約しましたが、TACのどのテキスト等に何が書かれているか、網羅的に把握・再現できれば、上位合格が可能だと思います。

TACを受講して良かった点③(カリキュラムについて)

仕事との両立の関係上、私はカリキュラム通りに進めることはできませんでしたが、仮に受験に専念していたとしても、TACのカリキュラム通りに学習すれば、無理なく合格に近づけると感じています。

全国公開模試の活用方法や受験して良かった点

公開模試の際、特に教養科目の問題に全く歯が立たず、「絶対に成績が悪い!」と思っていました。しかし、結果が返ってくると、意外にも成績上位でした。すなわち、難しい問題は他の受講生も難しいと感じており、そこで差はつきづらい、ということだと思います。模試の後は、他の受講生も必ず得点してくるであろう基礎部分を絶対に取りこぼさないよう、徹底的に反復しました。

オプション講座の活用方法や受講して良かった点

鑑定理論「論文特効ゼミ」は、私にとって必要不可欠な講座でした。なぜなら、特効ゼミのテキストには、鑑定理論で出題されうるほとんど全ての論点が掲載されており、「TACの教材しか使わない」、「すべての知識を1つに集約する」といった私の学習方針と適合していたからです。このテキストを完璧にこなしていれば、鑑定理論で足をすくわれることはないと思います。

直前期の過ごし方

直前期は、情報を集約した資料を繰り返すことをベースとして、各科目満遍なく問題を解きました。例えば、(試験開始と同じ)10時から民法の問題を見て、答案構成をし、冒頭の3行程度を実際の答案用紙に書いてみる、などしていました。答案を最後まで書き上げる時間的な余裕がなかったので、残りは書かずに、頭の中で解答を唱え、模範解答を見て、抜け落ちている知識やフレーズを確認しました。

本試験当日のエピソード

試験当日、私はGOTOトラベルを利用し、ワンランク上のホテルに宿泊をすることができました。試験が終わると、すぐさまホテルに戻り、浴場でゆっくりと気持ちの切り替えができました。本試験期間中、終わった科目を気にすることは無意味なので、即座に次の科目に切り替えられるような環境づくりが大切だと思います。

これから目指す方への応援メッセージ

暗記をするために反復継続する作業は、とても大変だと思います。私は暗記が苦手で、「覚えた」と思っても、次の日には忘れていて、自分自信に絶望する、という日々を長く過ごしました。しかし、そのつらい日々から逃げてしまうと、合格は遠のいてしまいます。最後は自分との戦いだと捉えて、頑張ってください!

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